「はがない」人気に便乗して同作者の「ラノベ部」をオススメしてみる
- 作者: 平坂読,もずや紫
- 出版社/メーカー: ワニブックス
- 発売日: 2011/05/25
- メディア: コミック
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- 作者: 平坂読,よう太
- 出版社/メーカー: メディアファクトリー
- 発売日: 2008/09/01
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- 作者: 平坂読,よう太
- 出版社/メーカー: メディアファクトリー
- 発売日: 2009/01
- メディア: 文庫
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- 作者: 平坂読,よう太
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コミック版「ラノベ部」も発売されるしこのタイミングがちょうどいいよね!
(明日はハルヒだしな・・・)
基本的に平坂読作品だとはがないが最大の知名度を持つはずなので、
「はがないだけ読んでる」という方は意外と多いんじゃないでしょうか。
じゃあ次にオススメは?と考えた場合、もしその人が「自分はラノベ好きだ」なのだったら、
迷うこと無く「ラノベ部」でOKです。*1
なんでかというと、
「はがないをよりマニアックにしたものがラノベ部だから」
なんですよね。
や、発表順でいうと逆なんですが。
2つの作品には結構共通する部分がありつつも、はがないのほうが圧倒的に間口が広いんですよね。
ラノベ部である程度のスタイルを確立して、より広く届くよう仕切りなおした作品が「はがない」とも言えるのかもしれません。
「ラノベ部」は題名通り、ラノベ読み達が集まって駄弁る様子が描かれる高校の部活ものです。
主人公的なポジションに非ラノベ読みの天然少女、物部文香を配置しているのですが、この子が結構天然ボケかと思いつつも要所は押さえるいい役どころなところも魅力の一つ。
作品の端々に作者の平坂氏自身のライトノベル愛がふんだんに盛り込まれており*2、
本読みにとってのあるあるネタがあったり、個性的なキャラ達ならではの爆笑もののリレー小説回があったりと、短いながらバラエティにも富んでいます。
連作短編に近い形式、という点も「はがない」と同じなので、その辺も読みやすさの目安になるかと。
シリーズ刊行当時から「大多数が読むレーベル看板作品」というものではありませんでしたが、
しかるべき人が読めば、はがないと同じかそれ以上にハマれる作品ではあるはずです。
3冊で完結なので、まとめ買いもしやすいはず。
というか、先日秋葉原のとらで既刊が並んでるのを見たのがこの記事書いた理由の一つだったりします。
今まで縁が無かった人でも比較的手に取りやすい状況になってると思いますので、
この機会に読んでみるのはいかがでしょう。
余談
個人的には無口・無表情キャラ(でも結構本音ダダ漏れ)の暦ちゃんが好きです。
イラストのよう太さんもお気に入りなので、もっとたくさん読まれて欲しいなぁ、と。
そしてこのエントリ書くきっかけになったコミック版「ラノベ部」についても少し。
平坂氏自身が絶賛してるんであんまり言うことは無いんですが、
読んでみてやはり「原作にあるもの」が形は変えつつもしっかり残ってました。
なので、こっちをとっかかりに作品を好きになってくれる人も、いてくれると嬉しいですね。