平和の温故知新@はてな

ライトノベル関連のニュース、感想、考察などを書いていました。管理人まさかの転職により2013/04/06を持って更新停止。……のはずが、たまに更新されることも。

「狼と香辛料 海を渡る風」感想

狼と香辛料 海を渡る風(通常版)

狼と香辛料 海を渡る風(通常版)


狼と香辛料」のDS版2作目。
限定版は特典内容が微妙だったので
前回同様に行商+恋愛のSLGとジャンルはそのままで、
ホロ以外のヒロイン追加や細かいシステム調整を行った新作です。


まず行商部分について。
前作は正直なところ、お金を稼ぐパターンがかなり簡単で物足りませんでした。
確か適当な街で商品を購入して、隣町で売りさばいても少しは儲けがでたはず。
(もちろんがっつり稼ぐには少しルートを考える必要がありますが)
そこで今回は
「隣町では買取り価格が下落」
「売値・買値ともに高低差を激しく」
という調整がされたようです。
これと「商品サイズ」の概念導入により、行商部分は以前より工夫が必要になっています。
暴落・暴騰のイベントが頻繁にあるので、そっちを使って臨機応変にいった方がいいのかも。
まぁとりあえずは商品知識を上げないとですが。


次、恋愛要素について。
ゲーム版オリジナルキャラのルカ、原作からノーラとエーブが参戦しており、一緒に旅ができます。
連れてる相手によって行商が少し有利になる(ノーラがいると家畜と布製品が扱いやすいなど)というのは面白かったです。
あえて全員シカトしてホロと二人旅を続けることも可能。
誰か連れて行った場合は、順当に行くと終盤でパートナーを選ぶことになるようです。
・・・でもまぁ、ホロ以外を選ぶロレンスってちとアレですよね・・・


最後にシステム周り。
全体的に1作目で不満があった酒場の噂を確認するのが楽になっていたりして好印象でした。
Xbox360のゲームなどにある「実績」要素も搭載しており、やりこみがいがあります。
こういう細かい点が良くなってるとありがたいですね。


全体として1作目より改良されていて、期待通りといっていい内容でした。
この手の原作ものゲームとしてはかなり良い出来なので、「狼と香辛料」ファンならオススメできる作品です。