ふと、実際にあった事例を挙げられるんじゃないかと思いつきました。
ホントかどうかの判断は各自でお願いいたします。
昨年7月ごろ
・2chラ板大賞で2巻と1巻がワンツーフィニッシュ
・2006年上半期ライトノベルサイト杯で2巻が1位、1巻が同率4位
この頃には既に評価が固まってますね。特別何かあったわけじゃなかったと思うんですが、評判が広まるきっかけがあったのかも。
昨年11月ごろ
・「このライトノベルがすごい!2007」で狼と香辛料が1位を獲得
この時の得票は目利きに選ばれた協力者とwebからの応募が多かったという分析がありました。
ハルヒシリーズとの接戦が印象に残っています。
(参考:このラノ2007分析(3) マニア層が好きなラノベはこれだ! 一般層が好きなラノベはこれだ!)
昨年12月〜今年1月頃
・「狼と香辛料」シリーズのオビが「このラノ1位!」という特別仕様に変更される
・同時期に作者blogでかなり大規模な重版がかかったことが言及される
(2月ごろにも増刷の報告あり)
現在に至るまで順調に部数を伸ばしているようです。最新で何刷なのかは未調査。売上規模はアニメ化作品群には劣るものの、デビュー2年目としては順調なくらい?
こうして並べてみると、ネットでの評判が「このラノ」の順位に影響し、それが作品の売上に還元されたように見える・・・ような気がしないでもないかもしれません。
「ラノベ感想ブログのラノベ市場への影響力はほとんどない」かもしれませんが、やらないよりはやった方が良いですし「もしかしたら少しだけ影響を与えられるかもしれませんよ?」というお話でした。
追記
読書系ウェブサイトと本の売れ行きについて
一般論の「直接的な影響力」「間接的な影響力」と「ライトノベルサイトの場合にどう作用するか」について。