平和の温故知新@はてな

ライトノベル関連のニュース、感想、考察などを書いていました。管理人まさかの転職により2013/04/06を持って更新停止。……のはずが、たまに更新されることも。

感想1発目


すっかり看板作品になってきた印象のあるシリーズもついに第10巻。
初の上下巻構成で9巻からの続きとなっており、表紙も見開きに。
9巻側と10巻側で、登場人物が分けられているのがポイントです。
絵師の灰村氏のサイトでもラフ画公開されています。


うーん、本筋はちょっと評価低め。無理やり一日のうちに話を詰め込んだせい?
ただし、各キャラクターの魅力は大幅アップ。
禁書の人間関係って、ほとんど主人公の当麻を中心にしか回ってないのだけど、
今作では魔術側と学園都市側のキャラの掛け合いが印象深い。
今までを「直線」とあらわすなら「三角形」が今回の裏テーマだったりしないかな。
あ、それと今まで不遇だったあの娘に出番が。ちょっと酷い扱いだけど。
その辺も含めて、キャラの魅力で突っ走った気がします。


人物が増えるごとに新しい口癖考えて、よくネタが尽きないなぁ、と思います。
多少はメインっぽいストーリーが動いたり、人物同士の関係が進展しそうでしなかったり。
10冊を超えてどこまでいくんでしょうかね、このシリーズ。