TVアニメ「織田信奈の野望」放送直前イベントレポート(1話2話先行上映感想もあるよ)
- 作者: 春日みかげ,みやま零
- 出版社/メーカー: SBクリエイティブ
- 発売日: 2012/07/13
- メディア: 文庫
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毎週続いた7月新番組合わせのイベントラッシュもいよいよ大トリ。
「TVアニメ 織田信奈の野望 放送直前!織田家大決起集会!〜みんな信奈のサルになれ!〜」に行って来ました。
内容は
- キャストトーク
- 1話2話の先行上映
- 合戦シーン用のガヤ公開録音
- OPとEDのライブパート
といった感じでした。
ちょっと入場時の待機時間が長いのがしんどかったですが、まぁそれはそれ。
まずキャストトークなのですが……
蜂須賀小六役の金田朋子さんが凄かったです。
これが「金朋地獄」なのか……と戦慄しつつトークを拝聴。
出演者が多い作品なのに比例してゲストも多く、賑やかな一時でした。
そして本編の先行上映。1話だけかとおもいきや2話も上映。ともにOPとEDは無しで放映時のお楽しみに。
(まぁ関東の最速放送は今日ですけど)
いや、これは実に良かったです。
かなり多数の姫武将達が登場しつつもテンポよく話が進み、それでいて説明もしっかりされており、
1話だけでも作品の魅力がどこにあるのかよくわかる内容でした。
顔見せだけですが、シリーズ中盤登場の人たちも出てきて「おおっ!」となったりも。
あと今川義元さんと松平元康さんがスーパー蹴鞠してたんですが、これってあのエピソードの伏線でしょうか(笑
2話は織田信勝回、「信奈の野望」シリーズ最初の取捨選択の話で、これもコメディとシリアスをうまく混ぜていると思います。
主人公の良晴が「バカでスケベだけどやるときはやる」タイプの主人公なのもプラスに働いているのかも。
合戦シーンや背景美術のクオリティも高く、かなり今後も期待できる内容でした。
上映が終わった後は監督の熊澤祐嗣氏が登壇して軽く解説を入れつつ、
参加者に対して「合戦シーンのガヤを撮らせてほしい」という意外な展開に。
30秒間ひたすら鬨の声をあげていたのですが、何バージョンか撮っていたのでさすがに疲れました……
でもこういう「自分も作品に参加してる感じ」が出る企画っていいなぁ、と思ったり。
今回は作品の性質的に多人数の男性が必要だった、という事情はありますが、
何らかの形でこういう方向性の展開は増えてくれると嬉しいかも。
OPとEDのライブはこの手のイベント的にはほぼ恒例ですね。
OP担当の愛美さんの生ライブ、ベン・トーの時も同じ会場で拝見したので、なにか懐かしいものがありました。
最後にゲスト総登場しての締めの挨拶でしたが、ここでもまた金朋地獄でした。すごい。
もともと原作の「真面目に織田家の歴史を追いつつ馬鹿をやる」というテイストがアニメでも再現されており、
不安なく放送を迎える事ができそうです。
GA文庫的な意味でも、ニャル子さんに続きこちらも人気でるといいなぁ、というところでひとつ。
電撃文庫で「月に十三冊刊行でうち十冊の表紙にパンツ」という事例は無さそう
今日のTwitterでのやりとりを引用。
電撃文庫は月にだいたい13冊くらいは刊行されており、表紙イラストにパンツが描かれた作品にも心当たりはありますが、
「13冊中10冊」というのはちょっと覚えがなかったので確認してみました。
いつものごとく、ラノベの杜さんのお力をお借りします。
http://ranobe-mori.net/label/dengeki-bunko/?page=1
ここから開始。6月刊行分を擬似的に書影貼ってみます。
パンツゼロ。題名的にアレなのが1つと駒都・はいてない・えーじ氏がおられますがまぁノーカウントで。
そのままずーっと遡っていきます。独断ですが水着とブルマとはいてないはセーフ扱いとします。
http://ranobe-mori.net/label/dengeki-bunko/?page=10
10ページ目で2007年9月刊まで見たので、まぁいいかなぁという気分になって調査終了。
結論として、ひと月に10冊描かれた月はありませんでした。
作品を非難したいわけじゃないので作品名は出しませんが、幾つかのシリーズでパンツ描写はありました。
それらの作品がたまたま同じ月に刊行された時に15冊中2冊、という事例は確認できました。2008年の真ん中辺です。
シリーズ中1冊だけパンツ描写あり、というのも幾つか確認できます。
それと、ネットだと書影はオビ無しですが、あるシリーズはパンツ部分をオビで隠しているので、
書店で平積みレベルだと確認できないものもあります。*1
……これらの是非についてはまた個人によって思うところがあるかとは思いますが、
ひとまず対象の冊数についてはごく限定的であるという結果になります。
という事で、冒頭で引用した呟きは何かの記憶違いではないかと思われます。
余談
ざっくり5年分くらい見なおして一番アレだなー、と思ったのは某シリーズ5巻でした。完結済み。
ウチの過去ログ見たら当時に取り上げていましたが、最近はそれほど見なくなった気がします。
たまにまとめサイトなどで貼られる「今月のラノベ表紙一覧」とかだと、
書店的には成年コミックと同じエリアに置かれるジュブナイルポルノ系も意図的に混ぜられているっぽいので、
そっちはそっちでまた印象が変わると思います。
追記
水着は除外するには微妙なラインかなぁ……と思いつつもっかい見直していたら、
2010年に3冊パンツの月がありました。
常連シリーズ2つだけかとおもいきや、はいてない系だと思ったシリーズがよく見るとチラリしていました。不覚。
そう難しく無いと思いますので、探してみるのも一興かと。
「人類は衰退しました」1話先行上映会レポート
- 作者: 田中ロミオ,戸部淑
- 出版社/メーカー: 小学館
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Q.またイベントレポートですか?
A.はい、3週連続の予定です。
(来週は織田信奈)
ということで順調に7月ラノベアニメ戦線が開始されるなか、
ガガガ文庫初のTVアニメ作品「人類は衰退しました」の先行上映会に行って来ました。
内容的には1話の上映と、ゲストの中原麻衣さん、岸誠二さん、上江洲誠さんの生オーディオコメンタリー。
そしてサプライズのAURA劇場版告知
見終わった感想ですが、一言で済ますならこの作品は今期の「不条理枠」なのかな、と。
他のどのラノベ原作アニメとも被らない、ブラックユーモアとセンスオブワンダーに溢れた作品に仕上がっていました。
(というか原作を考えるとまだ全然本気出してない?)
ちょっと以外だったのが1話にチョイスされたエピソードについて。
原作の1巻をそのままやらないで4巻の話を持ってきており、世界観もわかりやすく面白い話をトップに持ってきています。
それでいて1話最後のヒキは相当凄く、コメンタリーでも脚本の上江洲さんが見る人側のハードルを上げた旨の発言をされていました(笑
キャスト関係では「わたし」役の中原麻衣さんが黒い部分や外面の良い部分などをうまく演じておられて良かったなぁ、と。
そして最後に、まさかのAURA劇場アニメ化の告知。
もともと「とある飛空士への追憶」に負けず劣らず、アニメ化要望も強かった作品の一つですし、
スタッフもほぼ「人退」メンバーということで期待が膨らみます。
……あのしんどい作品をアニメで見るのかー、とちょっと感慨深いものもありますね。
ラノベアニメはこの7月の大量新作でひとつのピークに達している感はあるのですが、
数は減れどもまだまだ流れは続きそうだなぁ、と思う一時でした。
とりあえず「人類は衰退しました」最速放送は今夜ですし、
TOKYO MXやサンテレビでも明日なので、どんなものなのか皆さんの目で確かめてみては如何でしょう、ということで〆。
「境界線上のホライゾン 武蔵アリアダスト教導院学園祭」イベントレポ(2期1話感想もあるよ)
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「境界線上のホライゾン」武蔵アリアダスト教導院学園祭 イベント概要
「境界線上のホライゾン」武蔵アリアダスト教導院学園祭○日時:2012年6月24日(日)
1回目・・・開場13:30/開演14:30
2回目・・・開場17:00/開演18:00※チケットはすでに完売致しました。
○場所:日本青年館大ホール
http://www.nippon-seinenkan.or.jp/dai-hall/access.html○出演 <敬称略>:
福山潤(葵・トーリ役)、茅原実里(ホライゾン・アリアダスト役)、斎藤千和(葵・喜美役)、小清水亜美(浅間・智役)、
白石涼子(オリオトライ・真喜子役)、白石稔(御広敷・銀二役)、東山奈央(マルゴット・ナイト役)、新田恵海(マルガ・ナルゼ役)、Ceui、AiRI
というわけで行って来ました。
内容的には1期と2期の楽曲を演ったり、キャストトーク、朗読劇、Web企画の人気投票発表にアニメ2期1話の上映などなど。
時間はやや短い印象でしたが、ゲストも多く、濃密な時間を過ごせました。
(ミトツダイラ役の井上麻里奈さんがいなくて残念……)
あ、サプライズゲストで奥井雅美さんが来ていたので、友人で大ファンのINNさんがぐぬぬしてそう、とか思った。
あと福山潤さん、小清水亜美さんのお二人がいたので
「狼と香辛料コンビだなー」「コードギアスコンビでもあるなー」「あ、まおゆうもかー」とか、
密かにしみじみしていたのでした。
あんまりイベントで掛け合いとかを見る機会が無かったせいかも。
朗読劇は役者さん達が演じる後ろで、アニメ背景にいつものデフォルメキャラを使った掛け合い紙芝居的なものも流しており、
いつものキャラたちのやり取りが見れて良かったです。
そして大期待の2期1話ですが、1期の時に負けず劣らずの凝縮されたエピソードになっていました。
バトルあり、コメディありのテンションは1期と同等かそれ以上で、
更に細かい駆け引きや専門用語の量も相変わらず。
特に「聖譜顕装 身堅き節制」や「聖譜顕装 巨きなる正義」、「大罪武装 嫌気の怠惰」などがバンバン出てくるのでかなりの初見殺しに。
この辺はネタバレというものでも無いので、別途Wikipediaかなにかでフォローするのがいい、かも……
あとトーリ安定の全裸、東のはっちゃけぶりも見所。
OPは無しだったので本放送待ちですが、期待通りのクオリティで安心して見始められそうです。
今年の夏はラノベアニメ好きには本当にしんどい季節ですが、
どの作品も素晴らしい出来になってほしいと思っていたところ、
少なくともホライゾンに関しては心配不要、と思った一時でした。
アキバblogの「木緒なち先生インタビュー」をお手伝いしました
- 作者: 木緒なち,久坂宗次
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「妹は僕に手を出すなっ!」木緒なち先生インタビュー(アキバblog)
久しぶりに更新、と思ったらもう1ヶ月近く経過していました(汗
今回はGA文庫さんとのご縁でデザイナーとしても活躍中の木緒なち先生にインタビューしてきました。
実は木緒さんのテキストを初めて読んだのは「フォセット - Cafe au Le Ciel Bleu -」だったはずで、
後から気づいて驚きました。
青髪キャラへのこだわりであったり、各ヒロインの設定意図など、色々お聞きしていますのでよろしければ読んでみて頂ければと。
漫画原作でも変わらぬ竹宮ゆゆこ節を感じる「エバーグリーン」感想
- 作者: カスカベアキラ,竹宮ゆゆこ
- 出版社/メーカー: アスキー・メディアワークス
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- メディア: コミック
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電撃大王ジェネシス連載の原作:竹宮ゆゆこ、漫画:カスカベアキラという作品が、
満を持しての単行本刊行。
……といっても、連載含めてまだまだこれから感が強いんですよね。
1巻はボーイミーツガールの一部始終と、ヒロインの阿波谷仁希がどうもわけありっぽいところが示されるところまでです。
とはいえ、これは竹宮ゆゆこファンなら大いに同意を得られると思うのですが、
この物語は間違いなく、ゆゆぽテイストであるのですよね。
上手く言えないのですが、主人公とヒロインが相思相愛のように見えて、
若干の認識違いがあるせいですれ違ってる気配があったり、
また主人公の周囲で、微妙な恋の一方通行が発生してる気配があったり。
テキストに比べて若干の物足りなさを感じる(そのぶん続きが早く読みたい)ところもありますが、
間違い無くこれは「とらドラ!」や「ゴールデンタイム」が好きな人は気に入る作品だと思います。
コミカライズ関連あれこれリンク集
http://ja.wikipedia.org/wiki/ライトノベルの漫画化作品一覧
……このあいだ、自分もTwitterでコミカライズについて呟いたのに、
記録せず流してしまったことを今更後悔。
それと先程Wikipedia見てて油断したのですが、集英社系作品はコミックラッシュやフレックスコミックスに幾つか作品出しているとのこと。
スピンオフ(特に富士見のギャグ4コマ)なども見落とされがちなので注意。
(ご指摘どうもありがとうございました)