ラノリン杯集計人の総評
私事で少し遅くなりましたが、総評など。
ぶっちぎりの「ある日、爆弾がおちてきて」
投票期間の全体を通じて得票があり、ほぼ独走態勢でした。
要素としては
- 単発作品なので、これ一つだけを勧めやすい
- 短編集なので、お気に入りのエピソードが見つかりやすい
- 単純に絵も文も良いので票が集まった
期待の新人「竹宮ゆゆこ」
途中は落ち着いたペースだったのですが、後半に伸びた印象。
実は2chラ板大賞の上期と下期でワンツーフィニッシュでした。
こちらは、ネット上での田村くん旋風の影響でしょうか。
2巻がそれほど票を集めなかったのも興味深いです。
健闘!「海の底」「戦う司書」
どちらも順調に票を伸ばしました。
電撃のハードカバーは幅広く票がきていました。
海の底の場合は恋愛要素と大人の戦いのそれぞれにファンがいた模様。
司書は竹宮ゆゆこ氏を転職組みとするなら、実質新人トップです。SD文庫にとっては期待の新人ですね。
充実した内容のBグループ
それぞれにしっかりファンのついた作品たちが7票と6票を獲得。レーベルもバラバラです。
06年に完結した終わクロとネコソギはこの辺りに位置したものの、
シリーズ投票があったら違ったかもしれません。
「白い花」や「クドリャフカ」も後半にかなり伸びました。人によってはラノベに含まないかもしれない作品ですが、それを超える良さがあったと言えないでしょうか。
余談ですが、ここまですべて既読でした。唯一、ウィザブレ5は未読なので少し考えておきます。
小粒でもピリリとくる数票以内の作品たち
ここまでくるともう色とりどりです。
個人的には各3票満遍なく得票した成田作品たちに拍手を送りたい。
また、日日日は恐ろしいことにほとんどのシリーズが得票。やはり昨年の話題になった新人だけのことはあります。
この辺まで来ると未読も多いので、折に触れて読んでみようと思います。
総評の総評
集計自体は大変でしたが、かなり面白い経験でした。
「すべて手集計=すべての感想をくまなく網羅」なので、実は私が一番得をしたのかもしれません(笑
さっそく、紹介された作品の読了報告も見かけるので、良書と出会う一助になるならこれに勝ることはありません。
分析好きな方に更なる評価を期待しつつ結びとさせていただきます。
ご協力、本当にありがとうございました。