平和の温故知新@はてな

ライトノベル関連のニュース、感想、考察などを書いていました。管理人まさかの転職により2013/04/06を持って更新停止。……のはずが、たまに更新されることも。

2007年上半期ライトノベルサイト杯 投票結果総評

シリーズ部門結果について

2007年上半期ラノサイ杯結果ページ(シリーズ部門)
2007年上半期ラノサイ杯結果ページ(シリーズ部門軽量版)

16 票

バカとテストと召喚獣 2 (ファミ通文庫)

バカとテストと召喚獣 2 (ファミ通文庫)

15 票


今回は対象期間中にデビューした新人2名が最多得票を獲得するという興味深い結果となりました。どちらのシリーズも順調に巻数を重ねる予定があり、今後が楽しみな作品です。既刊の冊数が少ないので、新たに手に取るのも容易でしょう。
続いて既刊シリーズでは「BBB」が最多得票。これはやはりアニメ化による知名度の上昇と内容の充実がうまく噛み合った結果ではないでしょうか。「フルメタ」「とらドラ!」「レジンキャストミルク」なども物語が盛り上がり、オススメする人が多かったようです。

新人・新作部門について

2007年上半期ラノサイ杯結果ページ(新人・新作部門)
2007年上半期ラノサイ杯結果ページ(新人・新作部門軽量版)

28 票

人類は衰退しました (ガガガ文庫)

人類は衰退しました (ガガガ文庫)

24 票

ミミズクと夜の王 (電撃文庫)

ミミズクと夜の王 (電撃文庫)

19 票

声で魅せてよベイビー (ファミ通文庫)

声で魅せてよベイビー (ファミ通文庫)


新人・新作部門は「人類は衰退しました」が最多得票。途中まではあまり突出していなかったのですが、最終日に突き放した形です。「ミミズクと夜の王」はその完成度と既読率の高さが多数の得票に繋がったのでしょう。
幾つかの作品が刊行ペースの関係でシリーズ部門に流れたこともあり、上位陣は終始安定した得票を重ねました。全体的にレーベルも分散しており、なかなか面白い結果になったと思います。
中村九郎氏の作品が二つとも得票数が同じなのでですが、支持層が違うのも興味深いですね。