冲方氏のコメントと、それに続く試案の名がついた問いかけ
大元の件については外野が騒いでもなぁ、とスルーする心づもりだったのですが、
冲方氏がコメントを発表しておられ、しかもその内容が凄すぎたので方針転換。
複数の段落に分かれているのですが、そのどれもが示唆に富み、興味深い内容すぎて脱帽するレベル。
まるまる引用するのも野暮なんで、以下にてポイントだけ紹介します。
でもまぁ、リンク先読んで貰えるなら単なる蛇足かも(苦笑
コメント主文
過剰な反応を戒める、とても理性的なコメントだと感じました。
もうこの時点で凄いんですが、ここからまだ続くのです。
「※今件の試案※」
問題の核心について。理詰めでこんこんと「何が問題なのか」について述べておられます。
「※さらに試案※」
「パロディ、オマージュという表現」について。
単に否定するわけではなく、幾つかの前提を踏まえればむしろ活性化を招くという考えについて。
「※もうちょっと試案※」
ここ。
ここが凄い。
「空き地」のたとえでネットや同人活動などの特徴を非常にうまく説明しており、
そこから「プロになるとは」という、今回の件に大きく関連する心構えのようなものについて、
とても真摯に問いかけられていると感じました。
正直なところ、この問いかけが本当に必要な人のもとに届くのかどうか、
若干の疑問はあるものの、それでもこうやって、言葉で問いかけられることは「凄い」と思います。
この最後の段落が、少しでも多くの人の目に触れて欲しいと思いつつ、締めということで。