集英社SD文庫新人「二年四組 交換日記」がちょっと変わったパズル要素ありらしい

二年四組 交換日記 腐ったリンゴはくさらない (スーパーダッシュ文庫)

今年のSD文庫新人賞は「大賞」と「佳作」が2つずつ出たのですが、
今月は佳作の受賞作が揃って刊行されます。
そのうちのひとつ「二年四組 交換日記」が公式サイトによると、
どうも変わったつくりになっているようです。
クラス全員によって書かれた本名の記載のない交換日記を読み解いていくことで、
様々なヒントから起こった出来事の全体像が浮かんでくる・・・という構成の模様。

以下、特集ページの担当編集コメントより抜粋です

メモ、メモはどこ!?

新人賞の選考の過程でこの作品を読んだとき、
１回通して読んだ後、改めてメモを取りながら読みました。
通常、選考の際に読み直すことはありません。
ですが、この作品は再読をせずにはいられませんでした。
時間もないのに何をしているんだか…と思いながら
メモを取り、書かれている事実を積み上げていくと、
ちゃんとキャラクターの名前が一致するではありませんか。
ああ、すっきりした。

生徒一覧のpdfファイルも公式サイトで配布されており、そこには
「空欄の本名部分は作中の表記を元に読者の皆様が記入して完成させてください」
とあります。
一種の「読者への挑戦状」と受け取ってよいのでしょうか。

イラストは「空色パンデミック」で既にファンも多い「庭」氏。
しっかりクラス全員を描きあげていて、力の入れ様に驚かされます。

事前の刊行予定だともう1作の「ライトノベルの神さま」がインパクト大でしたが、
こっちはこっちで一筋縄ではいかない作品のようです。

余談
「マキゾエホリック」は・・・
いや、なんでもないです。