平和の温故知新@はてな

ライトノベル関連のニュース、感想、考察などを書いていました。管理人まさかの転職により2013/04/06を持って更新停止。……のはずが、たまに更新されることも。

「このライトノベルがすごい!文庫」と他レーベルの創刊時を比べてみる

最近なにかとこのラノ文庫が話題なので、ここ数年に参入した他レーベルと色々比較してみました。

比較点 このラノ文庫 スマッシュ文庫 メガミ文庫 一迅社文庫 ガガガ文庫 備考
目玉作品 ランジーン×コード (このライトノベルがすごい!文庫) うちのメイドは不定形 (スマッシュ文庫) みすぷり! (メガミ文庫) 死神のキョウ (一迅社文庫) 人類は衰退しました (ガガガ文庫) 創刊からシリーズが続いているものを中心にチョイス、一部に独断あり
創刊時期 2010年9月 2010年3月 2008年7月 2008年5月 2007年5月 厳密にはメガミのみリニューアル
創刊点数 5点 2点 5点 7点 10点 ラノベ業界的には毎月平均5〜7点、多い所は12〜14点くらい
創刊特徴 新人賞のみ ベテランのみ ベテラン・シナリオライター併用 ベテラン・シナリオライター併用 新人賞・ベテラン・シナリオライター・ノベライズ 一迅の「零と羊飼い」は変則ノベライズ
出版社 宝島社 PHP研究所 学研 一迅社 小学館 規模なら小学館が最大、宝島社も雑誌好調らしい
刊行ペース 10日(1回のみ) 10日(不定期) 25日〜30日 毎月20日 毎月18日ごろ 10日は電撃、20日は富士見が既に占拠
価格設定 480円 500円 630〜693円 650〜690円 600〜660円 少年向け界隈の相場は現在600〜630円くらい
新人賞 事前に新人賞創設、創刊と同時に受賞作刊行 無いはず あとから創設(募集停止中?) あとから創設 事前に新人賞創設、創刊と同時に受賞作刊行 過去事例的にも創刊前に新人賞創設は稀


上記レーベル全部は揃ってませんし、大阪屋補正も入りますが、
レーベルごとの売れ行き参考データはこちら↓
大阪屋100位


以下、私見
今にしてみるとガガガの参入ってかなり隙のない態勢に見えます・・・が、
創刊3年目の現在でもやはり電撃・富士見・MFあたりには及ばないように思えます。
一迅社文庫はあんまり新人賞に比重を置いてないですね。というか出るんでしょうか。
メガミ文庫は刊行ペースが安定しない部分が不安要素。
スマッシュ文庫はとりあえずもう少し作品数が出てみないとなんとも。
このラノ文庫は新人賞からデビューする作品以外を出さないのか気になります。
創刊時の5作は全て続刊を出すそうですが・・・