「ずっと、スタンド・バイ・ミー（下）」ネタバレあり感想

フルメタル・パニック!12 ずっと、スタンド・バイ・ミー(下) (ファンタジア文庫)

読了。
前回はネタバレありなし分けたエントリ立てましたが、
今回はネタバレあり版のみです。まぁ最後だしネタバレなしのほうが難しそうなので。
その代わり「続きを読む」まで少し長めに書いてみようかと。

とりあえず、読了して読書メーターに一言だけ書いてPostして、
それからこれ書いてるわけですが、概ね予想通りの精神状態です。
なんというか、虚脱感が凄い。
もちろん下巻の内容は期待通りで、最後のアレなんか比喩抜きで涙腺決壊だったわけですが。
これから店頭で手に取る人は「あれ？薄くね？」とか思うかもしれませんが、それは気のせいです。
読み進めると、フツーの長編並には「濃い」内容が詰まっているので、お楽しみに。

いやしかし、もうこれで続き読めなくなっちゃうんだなー・・・と思うとやっぱりこう・・・
いちおう短編集の予定はあるみたいなので、これで完全に最後ってわけじゃないんですけどね。
って、そろそろネタバレ書きそうになってきたので、残りは格納

とりあえず短編集の書き下ろしだったらなにがいいですかねー・・・
正直長編ノリのものは大体のキャラに付いてを描ききってる気がして、なにも浮かびません。
あー、かなめの中学生の時の暗黒時代って描写されてないですっけ？あと妹のあやめも。
その辺の重い話と、本編終了後ちょっと後の幸せな二人を描いたものが読めたら幸せかも。

さて妄想も程々にして本編について。
とはいえ、お膳立ては上巻でほぼ済んでいたので、あんま特筆事項無いような気も。
クルツ生きてたねー、とかクルーゾーさんフラグ回避したね、とか。
あとレナードがちょっと・・・いやかなり残念な感じだったけど、これはどうなんだろう。
色々と無念の人だったように思う。

下巻の中でも特にヤバかったのは「アルによるラムダドライバ発動」シーンと
「最後の見開きイラスト」のふたつ。
いや後者はもう反則だよね？という・・・
あ、それと地味にあの虎が元気だったのは嬉しかった。

んーと、他にも色々思うところはあるんですがまとまらないのでこの辺で。
次回作についてはゲームラボ9月号の対談で3つくらい案が出てるのでそれ参照。
個人的にはどの案も読みたいですが。
ともあれ、これまで長いこと執筆を続けられてきた賀東氏を始め、
この作品に関わった全ての方に「お疲れ様でした」を言いたいです。
本当に、本当に楽しかったです。