平和の温故知新@はてな

ライトノベル関連のニュース、感想、考察などを書いていました。管理人まさかの転職により2013/04/06を持って更新停止。……のはずが、たまに更新されることも。

「ずっと、スタンド・バイ・ミー(上)」ネタバレあり感想


えーと、こっちの記事についてはネタバレ全開でいくので、
読了後に読むことを推奨です。
冷静な感想はひとつ前のエントリで済ませたので、若干頭の悪い内容になるかも。


良かった・・・良かった!!
クルツ、生きてたよね!アレは生存フラグだよね!?
いや、レイスちゃんと出撃前に伝えろよ、って話もあるんですがもういいや嬉しすぎて。
きっと下巻ではケガを押してでもマオのピンチに駆けつけてくれると妄想。


フルアーマーレーバテイン(命名:自分)も非常に良かった!
やっぱ陸戦兵器はフル装備で飛行機能つけてナンボっすよ!!
これでもうスパロボ参戦しても不安要素ゼロですね(そこかよ
巻末収録の設定図とか口絵とか、ファルゲン(いやむしろファルゲンカスタム)とか連想せずにはいられないゴテゴテしさが素敵すぎる。
ああいや、むしろスパロボのラーズアングリフ・レイブンとかだろうか。
全弾発射シーンとか、脳内でカットイン入りまくりでした。
われながらスパロボ厨乙すぎる・・・
メカデザの海老川さんの仕事の素晴らしさを再確認した次第です。


さてさて、少し落ち着いて本編について。
概ね物語のテーマ的なところは既に語られていたり、予測されていたところを大きく超えてはいない感じ。すくなくとも、現時点では。
クルーゾーさんが多世界解釈持ち出してきたあたりでは少し苦笑。
猫箱の話は出なかったのでひと安心(何がだ、という話もあるけど)
ミスリル全員でメリダ島に向かう展開にせず、あえて2正面作戦にしたのは
「世界を守る」ことと「わがままを通す」ことを両立させるためだったのかなぁ、などとつらつら。
マデューカスさんが「忘れたりなどしない」と珍しく強い口調で言ってたところとか、
また少し泣きそうになりました。
まぁ個々だけに限らず、もうなにげないやりとりを読んでるだけでふいに泣きそうになります。
こんな調子で、来月どうなっちゃうんだろう、と若干不安も。


ここまで書いてまた思いつき。
「マオたち傭兵が世界を守る」=CoD的なFPS洋ゲーテイスト
「宗介とテッサのわがままを通す」=JRPG的な和ゲーテイスト
幕を引くにあたって、上記2つのやりくりに悩んでの2年間だったんだろうか。
いや、わからんですけど。


以下、ちょっとだけ加湿仕様。
割と色んなところで書いていますが、この作品は自分にとって本当に特別で、
完結することについても凄く複雑な気分です。
かつて俺妹Twitterで桐乃は「完結した作品のキャラってさ、あたしにとって、遠くに引っ越しちゃった友達みたいな感じなんだよね」と呟いていましたけど、
これはある種本当にその通りかと。
やりとりの経緯はこっち参照するとわかりやすいです。このやりとりは凄く好き)
フルメタが完結するってのは私にとって「物凄く好きだった友人がもうすぐ引越してしまう」みたいなものなんです。
たぶん、来月の最終巻読んでも、こんなにすぐ感想エントリ書けないんじゃないかなぁ、と思います。
書いたら自分の中でも終わっちゃいますからね、たぶん。
そういう意味では、「終わって欲しいけど終わってほしくない」という、複雑な気分なのが正直なところです。
とはいえ、そんなのは私の個人的な都合なので、来月には完結するわけですし、
刊行されたらもう読むしかないんですけどね(苦笑


なんかあんまりまとまらなかったけど、このままオチもなく終わる。