平和の温故知新@はてな

ライトノベル関連のニュース、感想、考察などを書いていました。管理人まさかの転職により2013/04/06を持って更新停止。……のはずが、たまに更新されることも。

あらすじで予想したよりは面白かった「狼と香辛料6」感想

狼と香辛料 (6) (電撃文庫)

狼と香辛料 (6) (電撃文庫)

アニメ化・ゲーム化も決まり、専用オビも付き、電撃の缶詰表紙までゲットした人気シリーズ6作目。
以下、いちおうネタバレ対策します。


普通に5巻からの続きだった。しかもこの巻だけだとエピソード的には終わっていないし。
・・・あれ?でも面白かったですよ?
大した事件が起きてないせいでホロのロレンスの会話は多めだし、二人の旅の行方についても前巻より幸せそうな未来が見えたからかも。
「今回は微妙っぽい」と身構えていたせいもある気がしますが、やっぱり読んでてニヤニヤしてしまう楽しさがあるんですよね。
あとがきで商売要素少なめ、と作者自身も書かれていましたが船旅の描写なども新鮮だったのであまり気になりませんでした。


つーか、今回のイラスト全体的に良くありませんか?
口絵も良いですが、139Pあたりもかなりツボ。


さて、気を取り直してちょっと真面目な話をすると、この作品って「旅を終える=完結」という構図な訳ですよね。
5巻辺りまでは大筋の目的は変わっていなかったわけですが、この6巻で少し風向きが変わったと思います。
シリーズ的にどういう終わり方をするのか、またニョッヒラでの温泉シーンはあるのか、今後に期待したいと思います。
あ、そういやもう7巻の予定も出ていますね。2月に短編集かと思われます。電撃hp連載ぶんがそこそこ溜まってたはず。
アニメ化の真っ最中に事前ストックしておいた短編を放出とは、なかなか商売上手ですね。
もともと刊行ペースも安定しているので、このぶんだと来年4月頃には8巻も出ていたりして。