「バトルフィールドは空騒ぎ！2」

バトルフィールドは空騒ぎ!2 -人形遣い- (ファミ通文庫)

ごく私的に好みだったFPSライトノベルの第2弾。
今回も基本は変わらずで、1巻で活躍したサブキャラも何人か活躍の機会がありました。
作中で一番ツンデレな某男性キャラがいるんですが、彼がとてもいい味出していました（笑
それと、主人公のブリッツがあんまりクヨクヨしないのも好印象。
何も考えていないようでいて、それほどアホでもない・・・というバランスが心地よく感じます。

どこかの感想で読んだ気がしますが、ネットゲームが舞台なのに「中の人」を出さないのも良かったです。
変に現実世界も作中で書くよりは、ノベライズの「FF11」「モンハン」のように「物語」として楽しめます。
この手のギミックを使った作品って、何年か経つとすっかり古びてしまうことがあるんですが、それでも私はこういう作品が好きですね。
自分がよく知っているお題を使って書かれているから、楽しみやすいというのもあります。
今後も大々的にオススメするわけではなく、こっそり応援したいです。

余談
表紙の色使いを見たとき、すぐにぎをらむさんの記事「色はバランスでデザインされているんです」を思い出しました。この作者さんだと野菜シリーズも同じパターンですね。