作者曰く「全てが詰まっています!」な「狼と香辛料ノ全テ」感想
- 作者: 電撃文庫編集部
- 出版社/メーカー: アスキーメディアワークス
- 発売日: 2008/12/01
- メディア: 単行本
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狼と香辛料ノ全テ 「恥ずかしいもの たくさん載ってます」(アキバblog)
公式ガイドブック「狼と香辛料ノ全テ」が12月10日に刊行予定(10月1日付け過去ログ)
記事タイトルはアキバblogに掲載されていた、公式POPコメントから。
過去ログでは10日発売と書いていましたが、6日頃から都内の書店には並んでいたようです。
やや遅れたものの、入手したので感想を。
一見した感じ、内容としては基本的なガイドブックと変わらず、
各巻解説や世界観の解説がメインですね。
既に各種メディアミックスを済ませているので、
そこからの素材提供や関係者コメント・インタビューなども収録されています。
各巻解説で、文章だとイメージしにくい複雑な取引の図解があったり、
短編書下ろしがあるのが嬉しいところ。
あ、そういえば「文倉十氏の描いたクロエ」は初めて見ました。
どうも雑誌掲載とDVD特典絡みのイラストだったようで、ここでないと見る機会が無かったかも。
「黒田和也氏のホロ抱き枕イラスト」なんてのも収録。こっちは持ってないんだよなぁ・・・
著者・イラストレーターインタビューでは、既に知っている内容も(主に支倉氏インタに)ありましたが、
それ以上に新事実も色々明かされていて興味深かったです。
各キャラの成り立ちとか、初期ラフとあわせて読むと面白かったですね。
残念な点としてはやや価格が高めなところ。
「とある魔術の禁書目録(インデックス)ノ全テ」や「灼眼のシャナノ全テ」に比べると1.5倍程度の価格設定です。
まぁサイズが違いますし、イラスト・文章量も豊富なので仕方ないのかも。
全体的に読み応えがあり、資料としても使えそうな素材が数多く収録されているガイドブックでした。
原作ファン・アニメファン問わずに楽しめる、良い出来だったように思います。
以下、短編書き下ろし一言感想
何この激甘ホロ視点
思わぬ伏兵でした。工場長の手のひらの上ですね。
余談
デザイン・編集協力に「株式会社クリエンタ」という見慣れない名前があったのでぐぐる先生に聞いてみました。
編集・制作プロダクションで、MF文庫Jの「ナルキッソス」を編集担当した方もおられる模様。
今後、名前を見かける機会が増えていったりするのでしょうか。
http://www.crenter.jp/index.html