オタクネタも妹の可愛さも増量した「俺の妹がこんなに可愛いわけがない2」感想
- 作者: 伏見つかさ,かんざきひろ
- 出版社/メーカー: アスキーメディアワークス
- 発売日: 2008/12/05
- メディア: 文庫
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8月に1巻が刊行された直後から、
「はてなユーザーのヒロインがいる!」という反応や
「作中にかーずSPやアキバblogが登場!」などなど、
色々と話題になった作品です。
「ネタだけじゃなく、話自体も面白かった」「妹の桐乃が可愛い」という声もあり、
担当編集によると「一ヶ月経たないうちに初版の倍以上刷っていた」くらい好調だったようです。
本日付でかーずSPとアキバblog合同の発売記念インタビューが公開されるなど、
かなり宣伝に力を入れていますね。
なお、記事冒頭のバナーは、伏見つかさ氏のblogから引用しました。
宣伝用ということだったので使ってみましたが、これでよかったのかな?
関連:俺の妹がこんなに可愛いわけがない(2) 発売記念インタビュー -前編-(アキバblog)
関連:話題作「俺の妹がこんなに可愛いわけがない」が早くもコミック化(本日付の別エントリ)
ともあれ、今度はどんな感じなのだろうか・・・と、いろんな意味で楽しみにしつつ読了しました。
以下、ネタバレのため格納
ネタが多すぎてもうどこからツッコめばいいのやら・・・!
- まず、オビの推薦コメント第二弾・・・が、なぜ「D.C.」? 妹キャラだから?
- 「真妹大殲シスカリプス」ってそれ「超妹大戦シスマゲドン」のパロディかよ!?
- 「くにへかえるんだな おまえにもかぞくがいるだろう」ってガイルさんだし
- 「○○@wiki」って、そんなに流行っているんだろうか
- googleとか楽天市場とかWikipediaとかも登場
- 幼馴染み眼鏡っ子の活躍も
- かと思えば「ねこ鍋」とか
- 今回一番の問題発言「カ●ビアンコム」は、さすがにマズイのでは(汗
- (まぁ中学生でエロゲーというだけで完全にアウトだけど)
- 主人公メガネフェチ説浮上
- モンハンで「散弾で味方撃ち」とか「ラオで二落ち」とか、描写からやりこんでる気配が(笑
- つか、「xlink kai」とかも出てくるし!
- コミケの人ごみをデッドライジングにたとえる妹ってどうなんだ
- 「適当な紙袋が無いのでコミケ公式紙袋(大)を購入」ってなんか既視感が・・・
- 「最新情報って。別にそんなの、わざわざ会場まで来なくたって、MOON PHASEあたりのニュースサイトがすぐ雑記に書いてくれるんだからさあ。」
- 予想はしてたけど、本当にMOON PHASEも登場させたんだ・・・
- とまぁネタまみれなのだけど、後半は時事ネタも幾つか
- 最後はきっちり、お約束だけど悪くないオチでした
全体の印象はやはり最初に書いたとおり「ネタ多すぎ」に尽きます。
日記を読んでいる感じだと、伏見つかさ氏は割と「濃い」ゲーマーのようなので、
その辺りが伺えるなぁ・・・と思いつつ読んでいました。
「あるある」ネタも多いし、自分は大体のネタが理解できたので、かなり楽しめました。
読者に感情移入させやすくするために、ここまで徹底的にやってしまうのもありなのかも。
(その代わり、ネタが掴めないと入りにくさ倍増ですが)
ただ最終的には主人公と桐乃という「兄妹」の物語になる辺り、
決してネタだけに終わらない感じが良かったと思います。
あんまり長く続けられるお話ではないかもしれませんが、
この調子だと今後も続きが出そうな感じです。
シリーズ2巻としてみると期待値以上の面白さだったので、次も楽しみにしています。
余談
今回はオビを外して裏表紙の部分を確認した後、以下の画像と比較してみると、より一層楽しめるかも。
- 作者: 古橋秀之,内藤隆
- 出版社/メーカー: エンターブレイン
- 発売日: 2007/02/28
- メディア: 文庫
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