平和の温故知新@はてな

ライトノベル関連のニュース、感想、考察などを書いていました。管理人まさかの転職により2013/04/06を持って更新停止。……のはずが、たまに更新されることも。

「まんたんブロード」レビュー11月版

今月も配布は連休前っぽかったものの、諸事情でレビューが遅くなりました。

書評

有頂天家族」(評:宇野常寛/批評家)
→未読
ここ1年で名前を聞く機会が増えたモリミーの新作。
私自身は「太陽の塔」に親近感を覚えつつも今ひとつだったので読んでいません。
いろいろ噂を聞くに、着々と作品は面白くなってるようなので文庫化に合わせて読む感じかなぁ。
批評の内容には「ゼロ年代」という言葉を使った持論も。これはちょっと場所が合ってないので、字数制限の厳しくないところでもう少し詳しく読んでみたかった。


シリアスレイジ〈7〉未来を受け継ぐ者 (電撃文庫)」(評:榎本秋/書評家)
→既読
今回のキワモノ担当に勝手ながら認定。電撃文庫だけど!
いや実際、ノリが合わなかったであろう電撃で完結まで持っていったところは凄い作品だといえます。
ただちょっと最後がグダグダ気味だったのが残念。批評ではそこらへんの構造問題にも少し触れて欲しかったような。


火の国、風の国物語―戦竜在野 (富士見ファンタジア文庫)」(評:工藤淳/「まんが王」八王子店ライトノベル担当)
→未読 
あれ、まんが王の人なのにチョイスが正統派ですよ?(笑
富士見ミステリーからの著者来歴にも触れつつ、ドラゴンマガジン連載との関係もフォローしていて、読みたくなる批評だったです。
「面白いらしい」という評判も聞いたので、後追いながら買ってみようかと思います。



既読率はやや少な目の3の1でした。モリミーも「いつか読む」リストに入ってるなぁ。紹介されるたびに悩んでしまいます。
チョイス予想は外れすぎているのでもうやらないでおこう・・・
以下、恒例の書泉ブックタワーのデータ。

07年10月13日〜11月12日まで
1.鋼殻のレギオス ホワイト・オペラ
2.ゼロの使い魔外伝 タバサの冒険
3.大伝説の勇者の伝説
4.とある魔術の禁書目録14
5.灼眼のシャナ16

今月も富士見が検討。とはいえ、集計期間次第でゼロ・禁書・シャナのどれが上位に来てもおかしく無さそう。

小説「マルジナリアの妙薬」(作:新城カズマ 画:箸井地図

第八話「『ファストフード&スローキラー』シリーズ、著者インタビュー」
最高に面白かった。
素晴らしすぎるので単独エントリ立てます。いや、笑った笑った。

「新世紀エンタメ白書 2008の」広告

既報のとおり。まるまる1ページ使っての広告なので目立ちます。
箸井地図氏のイラストもいい味出しています。昨年の天広直人氏よりは、なれていない方でも手に取りやすいかも(笑

まとめ

今月は新城氏のネタっぷりに尽きます。先日のこのラノでもコラムを1ページ書いていたし、新作を書き終わって余裕が出来たのかも。
その他記事ではマンガ方面から「ジャンプSQ」、音楽関連として「初音ミク」を持ってくるあたりが楽しめました。
来月はもうコミケ特大号だそうです。日程の関係で一般配布の方が先のはずですが、コミケ会場でも見かけることができるはず。