個人的な「どういう作品がライトノベルだと思うか」の事例
大前提として、ライトノベルだと思う判断基準は「外見(レーベル・イラスト有無)」と「中身(作品の内容)」です。
また基本的に作品内容が「エンタメ志向強め=ライトノベル度高め」という感じ。
もうちょい客観的な数値が欲しい方はライトノベルポイント方式をどうぞ。
「これが正しい」と言っている訳ではありません。こういう風に考えてますよ的なもの。
外見は一般文芸だけど、内容はちょっと登場人物の年齢が高めな位で、ライトノベルと判断。「陸海空三部作」もほぼ同様。
- 作者: 有川浩
- 出版社/メーカー: メディアワークス
- 発売日: 2006/02
- メディア: 単行本
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メディアワークス以外から出版した作品はラノベ度合いをやや薄めている印象なので判断に迷う。ライトノベルというより恋愛小説?
余談ですが「図書館戦争」のコミック化のうちLaLa掲載のほうは白泉社側からオファーがあったと有川氏がご自身の日記に書いていますね。
どういう見込みや意図があって企画立案したのかは気になるところです。
外見・レーベル的にはラノベっぽくない。書籍ランキングなどではノベルスですらなく単行本扱いだし。
- 作者: 西尾維新,竹
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2007/10/02
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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でも「刀語」「化物語」あたりは内容的にラノベと認識。「ひぐらし」や「DDD」は・・・新伝綺?
外見に関しては徳間デュアル版のみライトノベルっぽい。
- 作者: 田中芳樹,星野之宣
- 出版社/メーカー: 東京創元社
- 発売日: 2007/02/21
- メディア: 文庫
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内容は・・・難しいなぁ。MF文庫Jのラブコメ作品群と一緒くたに「ラノベ的」というのは違和感がある。
ただ、この作品の流れを受け継いだライトノベル作品は沢山あるわけで。
「キャラクターの魅力をうまく引き出しているため、ライトノベルに通じる部分がある」くらいの認識。最終判断は保留。
や、帰省時に読んだのでなんとなく。
- 作者: 石田衣良
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2006/09/01
- メディア: 文庫
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これは外見・内容共に非ラノベという認識。あえて言うなら娯楽小説?
「図書館戦争」がアリでこれがナシなのはちょっと説明に困るのだけど、そうなんだから仕方ない。
あ、関連で「IWGP」もラノベとは考えていません。
これも全体的に非ラノベ。というかこの方の作品で純粋なライトノベルはもう「GOSICK」だけに・・・え、「荒野の恋」3巻?無理じゃね?
- 作者: 桜庭一樹
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2007/06
- メディア: 単行本
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周囲からの評価も「ライトノベル作家」じゃなくなってる印象。もし直木賞獲ったらトドメですね。せめてGOSICK完結だけはなんとか・・・!
「戯言」と「マリみて」はレーベル面で首を傾げるところがあるものの、まぁライトノベルと判断して良さそうですよね。
とりあえずこんなところです。判断が曖昧なのも結構あるので、その辺は「周りがどう評価してるか」も含んで考えてます。