- 作者: 杉井光,岸田メル
- 出版社/メーカー: メディアワークス
- 発売日: 2007/06/01
- メディア: 文庫
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昨年デビューの新人で2シリーズ目の2作目。通算5冊目。
・・・何気に昨年の12期組は刊行ペース早いですね。全員が既に4冊発表で、杉井光氏が5冊目でトップ。
以前より明らかに会話シーンが面白くなっています。もしかしたらこっちのシリーズの方が作者の性に合っているのかも。ニート小説だしね!
現代日本を舞台にすると高確率で学校が舞台になるわけですが、今回は作中が春休み期間なこともあり完全にストリートが舞台。
ちょっと主人公の悩みっぷりが気になりますが、まぁ若さということで許容範囲。後半にはしっかり事態の収束に貢献するのでモヤモヤも解消されました。
あと、初イラスト化?の四代目が普通にカッコいいです。組の子分とセットでいい味出してますね。
1巻が出た時にGOSICKの影響を指摘されているのを見かけた記憶がありますが、そういう風には感じませんでした。むしろ「池袋ウエストゲートパーク」「デュラララ!!」を強く連想します。
単純な萌えとか期待すると痛い目を見ますが、高校生の葛藤と成長とか味わいたい人にはオススメ。