「モノケロスの魔杖は穿つ」感想

モノケロスの魔杖は穿つ (MF文庫J)

「天槍の下のバシレイス〈2〉まれびとの棺(下) (電撃文庫)」以降、しばらくご無沙汰だった伊都工平氏がMF文庫Jから登場。
ぶっちゃけ一度スルーしたのですが、なんか気になったので後日購入。
ジャンルは「本格王国ファンタジー」らしいです。
あ、絵師さんサイト発見。まいじゃーの人は「絵師さんサイト：なし」とか書いてるのに・・・
追記されてました。ニヤリ。

うん、地味だけど好みです。
前半はいわゆる学園異能テンプレなものの、中盤から後半にかけてファンタジー色が強めに。
あんまし葛藤せずに非日常に突っ走る点で、狭義の学園異能とは言えないものになっています。
また、設定についてはかなり強度高めて組んであるので、そっち好みの方は尚おすすめ。
「国」という概念とそれに付随するいろいろで独自色をつけていて、物語的にも面白くなっています。

売れるかどうかというと微妙ですが、人によっては好みでしょう。
よって正しい意味でのまいじゃー認定作品として、当サイトでも応援する所存。