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ちなみにこのコア層に受ければ最低限回る、という事実に気がついたのが電撃、ライトユーザー層にひたすら目を向けていてピンチになったのが富士見ファンタジアじゃないかなと思っています。
上記エントリを受けて。
『涼宮ハルヒ』の人気とスニーカー文庫の人気が結びつかない理由
<とりあえずまとめ>
電撃 → ヒット狙い
富士見F → ホームラン狙い
スニーカー → ホームラン狙い
富士ミス → デッドボール狙い
各レーベル解説は自分もやろうと思ってたのにー(苦笑
ということで補足とか私見とか。
まず、電撃はライトユーザーとコアユーザーのどちらもちゃんと見ている印象。
コア向けがちょっとあからさま過ぎるだけで、バランスよい布陣だと思います。
変化球としてのハードカバーを出していられるくらいには余裕があるはず。
富士見ファンタジアは全体的に支持基盤が弱体化してるような。
ここ数年は全ユーザー幅広く支持される新作が出ていないため、
過去の貯金である「封仙娘娘」や「サーラの冒険」などを引っ張り出したのが目立つのかも。
スニーカーはハルヒの次をいろいろ模索しているものの、まだなんとも。
こころもち、ライトな女性層に狙いを絞った戦略も見受けられる。
あ、もしかしてビーンズに引っ張られてるのか?
富士見ミステリは・・・まぁ独自路線ですよね。硬軟織り交ぜてそれなりなのかも。
以下は追加。
MF文庫JとGAは、かなりコア層狙いと見る。
特に絵師方面の手札はそっちに向いてるものが揃っているんじゃないかと。
ファミ通はノベライズでライト層にアピールしつつ、オリジナル作品はコア志向なのかな?
SDは・・・動きがあまりないのでなんとも・・・
意外と天広・鈴平イラストなんかで実績出てたりするのだろうか。
全体的に、売れる方程式が見えているコア層への戦略のほうが目立つような気が。
私自身コア層側にいるので、周囲が見えていないだけなのかも。
・・・やっぱり電撃は「電撃オトナ文庫」を作って住み分けをはじめてもいいんじゃないだろうか(笑
と、古いネタに繋げてひとまず終わり。