感想(ライトノベルじゃないか?)
- 作者: 橋本紡
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2006/02/20
- メディア: 単行本
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電撃文庫で活動し、最近「半分の月が昇る空」のアニメ化もあった橋本紡の最新作。
新潮社からハードカバーで刊行です。
路線としては過去に電撃で出した「猫泥棒と木曜日のキッチン」と同系統。
氏のBlogによれば、もう4刷目らしいです。もしかして売れてる?
内容はいつもの感じ。不思議要素とかまったく無いですな。
悪く言うと起伏の無い話なんですが、そのぶんじわじわ効いてくる作品です。
読みやすいので一気に読んでしまいました。
あ、作中ですき焼きが出てくるんですが、先日私が職場で説明できなかった関西と関東のすき焼きの違いについて答えを教えてくれました。ちょっと嬉しかったり。
楽観するなら、もう大丈夫なんじゃないかと思います。
電撃からデビューしたこともあって、うまくいかない部分もあったようですが、
一般文芸のほうで実績ができるなら、今後も作品を読み続けることはできるはず。
以下、Blogから要約。普段から見てる人には既出事項ばっかです。
- 「流れ星〜」売れ行きはいいらしい
- 紀伊国屋新宿南館にはサイン本がある→売り切れだそうな
- いくつか新しい仕事がきているらしい
- 読売新聞の取材を受けたとのこと、日曜版などにインタが載るとか?
- 1ヶ月前には、半月とその他既刊も増刷していたようだ
妄想だけど、幾つかの断片を繋ぐとどこかで短編書いてもおかしくない感じ。
半月で得た支持を持って越境できたら、やはり強いと思う。
しかしながら、モノグラフがないと情報見落とすなぁ・・・