さあ書くか
概ね読んだし気力も充分。
では1冊目
- 作者: 上月司,BUNBUN
- 出版社/メーカー: メディアワークス
- 発売日: 2005/04
- メディア: 文庫
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第4回電撃hp短編小説大賞の最終選考組。デビュー作シリーズのの3冊目。
キャラの魅力とお話の構成が上手く噛み合っている作品。
私見では残念ながら2巻が1巻ほどの面白さではなかった。しかし、続けて買う価値は充分にあると判断しての3巻買い。
読後の第一印象は「やるじゃん作者」有言実行の方でした。
発売直前に色々と考える出来事があったものの、内容は素直に面白いと感じました。
シリーズとして、起承転結の「転」にあたると言えそうです。
1巻から続く状況の再整理・新たな要素の配置を行いつつ、話を進行させています。
この作者さんの構成力は割と高いと思うんですが、どうだろう。
唯一の突っ込みどころは、文と絵に矛盾があること。ヒロインの衣装の背中に文字が云々という描写があるのに、あの表紙は・・・?
まあ、そのうち作者の日記で明らかになるかも。
ラブコメジャンルは数が多いぶん激戦区でもあるわけですが、話の上手さで他より差をつけていると思います。
少しご都合主義だけどキニシナーイ。
当面はシリーズとして続きそうなので、面白そうと思った人は今のうちに揃えるのをお勧めします。
いやはや、4巻も楽しみ。
ブギーポップ・バウンディング ロスト・メビウス (電撃文庫)
- 作者: 上遠野浩平,緒方剛志
- 出版社/メーカー: KADOKAWA
- 発売日: 2005/04/08
- メディア: 文庫
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最近はちょっとご無沙汰だった、電撃文庫の看板シリーズ。今月は上遠野フェアということで、書店でも大きく推しているはず。
ちなみに、ブギーポップシリーズは2年ぶりなので、感想書くのは初だったり。
このシリーズの新作を待ち望んでいた人も多かったはず。
で、内容は「いつもの」ブギーでした。
あんまり書けませんが、やはり作品間の繋がりがあります。
今作で、判明(或いは推察可能)な事実もあってなかなか楽しめます。
全体的なノリは・・・やはりジンクスショップに近いか?見ようによっては歪曲王でもたぶん可。
正直、読んだこと無い人に手に取らせる力があるかどうかは謎。
今でも高校の図書室に並んでたりするんだろうか。借りて読まないと読む気になるのは難しい気がする。
独自のものがあるというのは、同時に壁があるというのに近い。超えてしまえばなんてことはないのだろうが、それこそが難しいか?
ブギーポップの一番のツボは、高校生くらいのときになんとなく考える事などをズバリ突いてくることである。
・・・ではないかと思うのだけれど、いつのまにか自分は随分とそこから遠くに来たような気がする。いや、変わらず読んでるって事は実は動いてないのか?(まあいいじゃんそんなことは。とお約束の手法で締める
んー・・・とりあえず2つでいいかな?
ちなみに順番は読了順。軽く予告すると、次は谷川流でそのあと鎌池和馬。
↑↓↑↓だと思って、同傾向が重ならないように配慮。単発系は傾向読めないので後回し。