感想
リリアとトレイズ〈1〉そして二人は旅行に行った〈上〉 (電撃文庫)
- 作者: 時雨沢恵一,黒星紅白
- 出版社/メーカー: メディアワークス
- 発売日: 2005/03/01
- メディア: 文庫
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そんなアリソンシリーズの後継シリーズです。
内容は、上下巻の上巻なのでヒキを見せつつ続く、というところ。というかまだどうなるのか解りません。
独特の雰囲気はアリソンからしっかり受け継がれてますね。キャラの掛け合いと巻き込まれる事件・訪れる土地について綴られていくのを、素直に楽しめました。
物語としての真価は下巻を待つことになります。
前シリーズを読んで無くても楽しめる。というのは、長大なシリーズが増えてきた電撃文庫には重要なキーワードなのではないだろうか、とふと思いました。
もちろん、読んでいたらより一層楽しめるので、前シリーズの更なる購読者の発掘に繋がる・・・とか色々と妄想してしまいます。
ここら辺のバランス感覚が時雨沢氏は上手なんじゃないかなぁ。
ああ、あとがきに関してはもう何も言うこと無いです。寄せ書き方式よりは読みやすかった(笑
- 作者: 近藤信義,えびね
- 出版社/メーカー: メディアワークス
- 発売日: 2005/03
- メディア: 文庫
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デビューは昨年1月でいいのかな?そんな「ゆらゆら」も4冊目。
イラストも巻を重ねるごとに良くなっている気がします。カラーの塗りも少し変わった?
ざらっと調べてみたら絵師さんHP出てきた。同人絵描きさんなのか、覚えておこう。
THT
たしか1巻の感想で「海獣」っていうラノベ的要素のせいで戦争の情景が大味になると感じた記憶がありました。読んでみると解ってもらえるかもしれませんが、イメージしにくいのです。
しかし、3巻では大規模な戦争の様子を描いていたのに特に違和感はありませんでした。
(読んだのに感想書いてなかった模様。ゴメンナサイ)
今作では政治に関する描写が多めです。この辺は高い文章力で普通に読めます。後半には展開に動きもあり、シリーズとしても俄然面白くなってきたと思います。
「空鐘」がSFとファンタジーを組み合わせつつリアルな戦記物を、
「七姫物語」がヒロインの目線から描く戦記物を目指していると私には感じられます。
この「ゆらゆら」はどうでしょうか。まだ答えが定まっていませんが、解答を出す為にも今後も注目です。