感想

まじめに感想書くのも久しぶり。
少々思うところあって、感想は路線変更するかも。

涼宮ハルヒの暴走 (角川スニーカー文庫)

先日、買い物ついでに入手してたりする。
今、好きな作家を3人と言われたら成田良悟氏、うえお久光氏とこの方で決まるだろう。
歴代3人となると激しく悩んで決められないだろうが。
内容は短編2つと書き下ろし。文庫の刊行順と本編の時間の流れはバラつくので要注意。
読み返すといろいろと発見がある。

もう既に各所でレビューされていますが、内容は短編による補完と新展開へのネタ提示です。
思えば、このシリーズは登場人物がほぼ固定されているのに、ここまでも充分良い出来でした。
ハルヒがネタ出し、読み手代わりのキョンがまとめる流れから、次あたり新キャラがでそうな感じです。

イラスト、内容ともに相当の固定ファンがついているこのシリーズは、既に角川スニーカー文庫の柱といってもいいはず。同レーベルでファンタジーものであるラグナロクも復活したことだし、ますます頑張ってほしいと思う。

カレとカノジョと召喚魔法 (電撃文庫)
まだまだ書きます。今更ですが今月の新作ではイチ押し。
男の子と女の子が高校舞台にドタバタする話。非日常的ネタもあり。
悪魔のミカタと類似点多し。この辺は先日の長文参照。或いは読めば納得かと。

オススメな理由は、先を楽しみに読める点。いい意味で期待を裏切ります。
ネタがネタだけにお約束展開にはなりにくい。「乃木坂〜」とも好対照か。
普通の小説に飽きてるなら、この手のは新鮮なはず。

電撃文庫短編小説賞出身なのは、もはや珍しい特徴ではないのだろうが、
アミューズメントメディア総合学院ノベルス学科の出身なのは書くに値するかもしれない。
ちなみに、電撃文庫では3人目。上のほうの「ゆらゆらと〜」の人もそう。
あとがきでこの辺触れてるかと思ったら特に記述無し。
これからはこういう新人さんも増えるんだろうなぁ。
言いか悪いかは論じても不毛なのでパス。