電撃文庫MAGAZINE (マガジン) 2008年 01月号 [雑誌]
- 出版社/メーカー: 角川 (メディアワークス)
- 発売日: 2007/12/10
- メディア: 雑誌
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発売前のコメントがオタロードblogとアキバblogで紹介されたので、
発売後のレビューもちゃんとしてみよう、の巻。
発売前コメントはこちら。
早売りによる小ネタ集はこちら。
巻頭特集
主にメディアミックス作品の紹介。
印象的だったのはアニメ版イラストの多用と小清水亜美さんのインタビュー。
特に声優さんへのインタビューは今まであまり見られなかった・・・と思います。
このあたりはアニメ情報雑誌を意識しているのかも。
小説
上記4つとは別に単体特集的な扱いで、紅玉いづき氏の新作「MAMA」も収録されています。
作者インタビューもあり、作品自体もかなり長い文章量でした。
他にも「ビジュアル&エッセイ」という項目で数作品あるのですが、目次によると小説らしいものは以上5つです。
まぁ、後ほど触れるコラボ小説は5人の作家で書いているのでこれも加味して考えるべきかもしれません。
それぞれの内容については特に心配無く、ファンなら安心して楽しめるでしょう。
ちょっと気になったのが、全ての作品が文庫・単行本収録されそうなこと。
実際のところ、キノととらドラ以外は全て刊行予定が公開済みです。
まとまって出版されるまで待てる人には、雑誌を買う理由が弱くなってしまう気がします。
ちなみに電撃hp vol.50の小説掲載本数は15作品。かなり作品を絞っていますね。
誌上限定コンテンツ
公式海賊本などではおなじみのコラボレーション小説と誌上通販がこれに該当するかと思います。
更に新シリーズの情報や新人賞の詳細情報などもあり、これらはここでしか読めない内容と言えそうです。
個人的にはいろいろ発見があって楽しいです。こっそり2ヶ月以上先の新刊予定が掲載されていることも。
付録
こればっかりは事前の予想通り、あんまり嬉しくありませんでした・・・
個人的に付いてて嬉しい付録はザスニあたりでやってる、看板作品を集めたカレンダーですね。編集部がどの作品をプッシュしてるか伺えるので。
とはいえ、付録3つが雑誌とほぼ同サイズの封筒に入っていた点は凄く評価したいです。
(これって書店で封入してたのかな・・?)
取り扱いや保存が楽ですし、もし納品時に作業済みなら書店さんも嬉しいのではないでしょうか。
まとめ
そもそもライトノベル雑誌、という時点でアニメ雑誌などと比べると部数はやや不利でした。
(ここらへんとここらへん比較で。電撃hpは書籍扱いだったので部数未発表)
電マガ(仮称)はこれを考慮したのか、アニメ雑誌も意識した作りになっているように感じました。
付録や誌上通販もうまく使えば電撃文庫ユーザーを引き込めるように思います。
個人的には書評コーナーなんかがあると非常に嬉しいのですが、そういえば電撃hp時代もありませんでしたね。
(ドラマガやザスニでは他社も含めた書評コーナーがある)
なんだかんだ言っても私は電撃文庫の作品を多く読んでいるので、無条件で購入していく予定ですし、あんまり役に立つサンプルではないと思っています。
差し当たり編集部が「電撃文庫ファン度が高い人狙い(ヘビー層)」なのか「アニメなどで電撃作品を知った人狙い(ライト層)」なのかに注目したいところです。
1冊ではまだ真価は見えてこない部分もあるので、2ヵ月後の第2号にも期待しています。
余談
巻末のスタッフ一覧を見る限り、制作体制に大きな変更は無さそう。
数人の入れ替わりが見受けられるくらいで、基本的に旧電撃hpスタッフによるものと思って良さそうです。