平和の温故知新@はてな

ライトノベル関連のニュース、感想、考察などを書いていました。管理人まさかの転職により2013/04/06を持って更新停止。……のはずが、たまに更新されることも。

まんたんブロードレビュー2月版

今月は配布日が休日だったため、出かけたついでに渋谷の大盛堂で確保。
以下、今回は格納してみます。

注目ニュース

特筆事項なし。電撃文庫の映画情報くらい?
しかし、今回はニュース全体の鮮度が良い気がする。ここ1〜2週間の話題なども多めだった。

書評

私のKnightになってよネ!3 (ファミ通文庫)」(評:工藤淳/書店員)
→1巻のみ既読 キワモノ好きに
こ、これをチョイスしますか・・・
とにかくドンデン返しが印象な作品で、そのノリは完結の3巻まで変わらないっぽい。
普通の作品に飽きた方なら。逆に超展開が嫌いな人は注意。


曙光の誓い (C・NOVELSファンタジア)」(評:榎本秋/書評家)
→未読 
渋いチョイスだなぁ。こっちは正統派のジュブナイルっぽい内容とのこと。
「約束」という作品テーマが判りやすい。


失われた町」(評:宇野常寛/ライター、編集者)
→未読 
今回最も興味を惹かれた一冊。
「個々の物語が絡み合って大きな物語が見えてくる」というつくりってツボなのです。
デビュー作の「となり町戦争」も名前とあらすじを覚えていたし、読んでみるべきか。

批評 今月の一本

ハヤテのごとく! 10 (少年サンデーコミックス)
(評:暮沢剛巳美術評論家


ここでハヤテをみる日がこようとは・・・
内容としては
・サンデーより他誌寄りのコメディ内容
・自虐ネタ
・コマ割り、物語の密度の濃さ
・パロディ
あたりを面白さの理由に挙げつつ、アニメ化への期待で結び。

インタビュー「有川 浩」

クジラの彼

クジラの彼


有川浩大活躍!
まさかここでもインタビューとは・・・
内容は「クジラの彼」を基にした「自衛隊有川浩」とでも言うべきもの。これまでに既出の回答もあるものの、この方は作品に対する姿勢が一貫してるので、それを多方面からライトで当てるような感じですね。
「ミリタリーマニアではなく、80年代90年代の戦闘機なら分かる」というのは以外。あんまりミリオタじゃなかったのか。
今後の活動を抜粋すると

・図書館シリーズは4巻で完結
・もう1冊別の単行本を出す
幻冬社の雑誌「パピルス」で「日常を描いた連作短編(舞台は電車とその周辺)」連載
野性時代の連載も続けます。

小説「11人のサト」(作:米澤穂信 画:TAGRO

第11話「Red sky as if drawn picture」


うーむ、こうきたか・・・
今回の話がこうだと、あそこがああなって、6話との繋がりは・・・?
風呂敷をたたむために色々と明らかになりました。そして全ての決着はたぶん最終回に。


ちなみに先月書いた「1人足らなくない?」という疑問は「全12回で11人なら問題ないじゃん」という形で解決。

まとめ

今月も見所多し。というか2ヶ月連続ブック系インタビューとか素敵すぎる。
来月は桜庭さんのハードカバー砂糖菓子に違いない(笑


来月は期末なので色々終わって、4月から紙面編成が少し変わるはず。
新しい表紙とか、新しい連載小説とか色々と楽しみな時期です。