「ギロチンマシン中村奈々子」感想

ギロチンマシン中村奈々子―義務教育編 (徳間デュアル文庫)

本題に入る前に、日日日氏の作品傾向について少し。
多作な若手作家に該当すると思われるが、シリーズによってノリが違うのは意外と知られていないのかも知れない。
大雑把に言えば
「ラノベっぽいレーベルではそれらしく、そうでないレーベルではやや文学寄り」という印象である。
ラノベっぽさ←→文学っぽさとすると
「アンダカ」＞＞「狂乱」＞＞「ギロチンマシン」＞＞＞「蟲と眼球」＞＞「ちーちゃん」＞「ピーターパン」
（作品の面白さとは関係しないので注意）

という感じ。
ギロチンマシンはほぼ中間でうまいことバランスとったかなぁ、という印象だった。
内容もそこそこ面白かった。まぁ続き次第だけど。

ちなみに、先日「サドロリ見つけた」と報告したのだが、
白翁さん曰く「台詞がそれっぽいだけで行動が伴わないからサドロリではない」と仰っていた。
サドロリの偉い人の言うことはわからないなぁ、と思った。