「空の境界」の再来になる?
「時空のデーモン めもらるクーク」
私もちゃっかり一冊入手している本なのですが、
要はエロゲのシナリオライターさんの同人小説です。
購入するのはかなり大変でした。売り切れて涙を呑んだ人も多いようです。
結局、14日時点でのヤフオク市場は入札60人越え、金額も頒布800円が一時は5桁越えという恐ろしい動きに。
幸い、緊急に書店委託の告知がされたため高騰したヤフオク市場も沈静したようです。
ここまではコミケ前後によくあるネタ話。
さて、結論を言っちゃいましょう。
「どこかのレーベルが早急に出版化権をとるのでは?」
制作者サイドにはシリーズ化の意向があるようだし、
同人小説としては少なくないファンがついていることも伺えます。
(転売屋が集まるくらいには、という見方もできます)
状況としては、「空の境界」同人版の発表時より良いくらいかもしれません。
かつて、同人小説を商業出版しただけで、その年のノベルス売り上げ1位を記録した「空の境界」と比べるのは酷ですが、
「時流に乗った同人小説には、既存のライトノベルに迫るものも存在する」
という現象が再び実証されると面白いように思います。
(補足:空の境界とめもらるクークの類似点について)
- 書き手がシナリオライター
- まずは同人で小説を発表
明確な類似点はいまのところ上記2点くらいです。
これに「同人から商業へ出版形態が変化」というのが加わると面白いよね。というのが本エントリの趣旨。
その他の数々の差異については敢えてスルーしたので、
突っ込みはお手柔らかに願います。