少し前から告知されていましたが、電撃文庫の「Astral」がドラマCD化します。
これ、「電撃文庫からの通販ではない」ことに注目したいと思います。
基本的に、電撃文庫の作品はこれまで自社製作で販売されてきました。
一覧は電撃屋.comから見れます。
通販しか販路が無かったりして、手に入りにくいのはそういった事情からだと思われます。
しかし、今回はトライネット製作です。
トライネット自信は各種コンテンツ制作会社ですね。最近だとアニメ「吉永さん家のガーゴイル」もここの製作です。
この件について電撃文庫、つまり角川はトライネットへ商品化権のみを売却したのではないでしょうか。
というのもこの作品、率直に言って厳しいです。明らかに売れていない。
電撃文庫としての狙いは、自社でメディアミックスするにはリスキーな作品を、別の製作会社に作らせることにあるかもしれません。
当たれば、改めて新刊発売から含めて仕切りなおしできます。もし外れてもそう痛くはないでしょう。
そんな損得計算が働いている・・・ようには見えないでしょうか。
幸い、告知されたスタッフ・キャストは素人目にも見覚えのある名前も多く
展開しだいではそれなりに売れるのではないでしょうか。
・・・そもそも、ドラマCDの市場規模ってどうなん?とかありますが。
こういう事例から、中堅どころの作品もメディアミックスされる可能性が増えると考えることもできますので、この手の動きには今後も注目したいところです。