平和の温故知新@はてな

ライトノベル関連のニュース、感想、考察などを書いていました。管理人まさかの転職により2013/04/06を持って更新停止。……のはずが、たまに更新されることも。

感想

ゆらゆらと揺れる海の彼方〈6〉 (電撃文庫)

ゆらゆらと揺れる海の彼方〈6〉 (電撃文庫)


電撃文庫では希少種な「ファンタジー戦記」ものです。
ありがちなファンタジー世界ではなく、独特な戦場である「海」と
そこで戦うのに兵器のような役割の「海獣」の概念がある中での物語。



うん、面白い。
1巻を読んだのが04年の8月1日なんですが、その頃と比べるべくもないくらい上手くなってます。
やや用語解説が要るところもあるけど、全体的に先を楽しみにしつつ読めますな。
救われずに退場する人物もいるけど、戦記ものはそういうものでしょうし。


ふと気づけば6巻と、もう安定した感があります。
最初は先行き不安な新人さんだったので、ちょっと嬉しいかも。
Amazonあたりだと、「空鐘」もオススメされるのが面白い。
あっちはいまのところ主人公たち個人の物語になりつつあるが、
こっちは国と国の物語に主軸が移りそうな気配です。
この2作は続けて読むと混乱するので、敢えて間を空けてたりします。
どっちの物語もこれから終盤なので、今後も要チェック。
・・・でも、メディア展開しないんだろうなぁ・・・