感想
- 作者: 近藤信義,えびね
- 出版社/メーカー: メディアワークス
- 発売日: 2006/03
- メディア: 文庫
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電撃文庫では希少種な「ファンタジー戦記」ものです。
ありがちなファンタジー世界ではなく、独特な戦場である「海」と
そこで戦うのに兵器のような役割の「海獣」の概念がある中での物語。
うん、面白い。
1巻を読んだのが04年の8月1日なんですが、その頃と比べるべくもないくらい上手くなってます。
やや用語解説が要るところもあるけど、全体的に先を楽しみにしつつ読めますな。
救われずに退場する人物もいるけど、戦記ものはそういうものでしょうし。
ふと気づけば6巻と、もう安定した感があります。
最初は先行き不安な新人さんだったので、ちょっと嬉しいかも。
Amazonあたりだと、「空鐘」もオススメされるのが面白い。
あっちはいまのところ主人公たち個人の物語になりつつあるが、
こっちは国と国の物語に主軸が移りそうな気配です。
この2作は続けて読むと混乱するので、敢えて間を空けてたりします。
どっちの物語もこれから終盤なので、今後も要チェック。
・・・でも、メディア展開しないんだろうなぁ・・・