感想
タイム・リープ―あしたはきのう〈上〉 (電撃文庫)
タイム・リープ―あしたはきのう (下) (電撃文庫 (0147))
連続して感想ですが、別々に買ったので単なる偶然。電撃文庫として出たのはこっちが先かも。(この頃は単行本も出してた。最近はあまり見ない)
電撃文庫における分冊の元祖。挟まってた電撃の缶詰によれば、「パンツァーポリス1935」と同じ月に発行。
近年のものと比べると上下とも薄めで、長編を素直に分冊した感覚。
個人的にSF時間もので高評価。トラベルじゃなくリープと表現するあたりがミソ。
タイムパラドックスへの考え方など、すごく複雑だが理解できる。
結末はそれに至る謎解きに比べたら拍子抜けかも。私が既読なせいもあるか?
また、文庫化にあたってあとがき代わりにショートショートを収録。これは知らなかったので意表を突かれた。内容もおまけとして充分面白い。