感想
手元に無かったのを古本で発見したので改めて入手。
私のライトノベル暦では古典に分類される1冊。しかし、初読みのときの印象は鮮烈に残っています。
読んだ時期がうろ覚えですが、高校時代だったのは確か。題材がバーチャルリアリティ(VR)ものなのですがVRという言葉がまだ一般的でない頃にこれが存在したというのが凄い。
この後、「タイムリープ」、「ダブルキャスト」(やるドラに非ず)と続けてSFっぽい作品出しつつ、現在は「Hyper Hybrid Organization」という長編を外伝と同時進行で続けてます。
なにげに全て読んでいるのでファンであるといって差し支えないくらいでしょう。
今読んでみると設定の時代遅れ感があるものの、充分に楽しめました。
「キャラクターがどう考えて動いてるのか理解しやすい=感情移入しやすい」ので、この方の本はラノベ未経験者にもオススメです。文も綺麗な気がしますし。
ちなみに小ネタですが、私の友人がこの作者と同じ高校出身らしく、別作品の舞台となった実際の場所に足を運んだ経験あったり。