感想
- 作者: 有川浩
- 出版社/メーカー: メディアワークス
- 発売日: 2006/02
- メディア: 単行本
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>次は図書館戦争です。日曜に読みきるのは無理だろうな・・・
日曜どころか一息に読んだよアホー!!>3時間前の私
と、いうことで確実に個人的評価が上がっている第10回電撃小説大賞の大賞受賞者。
受賞作「塩の街」の頃より間違いなく上手くなってるので未読の方は要注意かも。
この方は「軍隊」「怪獣」「恋愛」しか書いてません。その中で人によって評価するところが違うのもまた面白いところです。
今回は「軍隊」と「恋愛」の二つに絞ってますね。
まあ、「軍隊」の設定周りにフィクションいれてこのタイトルになった感じです。
「恋愛」の味付けはかなり甘め。つうかもうこっ恥ずかしいことこの上ない。
メインが女性なので、ヒロイン役は男性です(笑
「これってなんてツンデレ?」とか思いながら読んでました。女性視点が受け入れられるかどうかもポイントかも。
「本好き」の要素はあんまり入ってないので、というかやりようしだいで置換可能なのでそっちはあまり考えないほうがいいかも。
あと、今回のカバーイラストは読み終えるとニヤリと出来ます。凝ってますね。
「怪獣」のお題にこだわるのをやめたので、主にSF方面からの評価は下がるかも。
前から言ってますが、「恋愛」「軍隊」あたりもややワンパターンになりつつあります。
・・・でも、面白いんですよねぇ。
もうこれは、好きな人は好きという水戸黄門の如き様式美の手前にまで迫っていると思います。あとはどれだけ大勢に気に入られるか、ですね。
お題は固定して、ある程度シリーズ化したものも読んでみたくなってきました。
これに限らず、有川氏の作品は実写映像化が向いてると思うんだけどなぁ。NHKあたりが企画通さないだろうか。
一風変わった朝ドラとか作れそう。・・・さすがに銃撃シーンのある朝ドラは無理か orz