平和の温故知新@はてな

ライトノベル関連のニュース、感想、考察などを書いていました。管理人まさかの転職により2013/04/06を持って更新停止。……のはずが、たまに更新されることも。

モバマス始めて10日ほど経過したからそろそろ私的に振り返ってみる(後編)

モバマス始めて10日ほど経過したからそろそろ私的に振り返ってみる(前編)
モバマス始めて10日ほど経過したからそろそろ私的に振り返ってみる(中編)


ようやく後編に。

トレーナー三姉妹の意外な魅力

モバマスには多彩なアイドル達の能力を上げる「レッスン」で他のアイドルを鍛えるために使うカードとして、
「トレーナー」「ベテラントレーナー」「マスタートレーナー」という3種類のキャラが設定されています。
これらはゲーム中の色んな箇所で入手でき、基本的にはアイドル強化のために使われます。*1
だがしかし、彼女らは実は三姉妹らしい設定がされていたり、
メインメンバーに入れると専用セリフが用意されていたり、
はては親愛度上げていくとちゃんとMAX時にイベントがあったりします。
性格付けもしっかりされていて、トレーナーさんはメインにしてアイドル活動させると
ややMっぽく困ったセリフ多め。
ベテランさんはSっ気ある感じのセリフが多めです。動画も参照。
マスターさんは未入手だからわかんないですが……


ぶっちゃけここらへんのキャラに萌え要素が仕組まれているとは思わず、
うまいこと意表をつかれました。
人気投票とかあったら地味に順位上げてきそうな方々です。


以下、ちょうど育て中だった[新春]トレーナーさんのスクショを幾つか。



運営の施策が本気でお金をむしりに来ててこわい、という話

前編でガチャこええ、って話はしましたが、今回は他にも幾つか感じたところを。
現在もモバマス上ではバレンタインイベントが実施中なのですが、
これのなかに「特定日時にログインすると専用イベントと共にアイドルからのチョコが貰える」ってのがありました。
このチョコ、回復アイテム&イベントお助け効果的なものも持っており、
トレードできたりしたら微妙だなぁと思ってたら譲渡不可である意味安心したのですが……
イベント中盤、2/14過ぎたくらいに突如、課金アイテムとしてショップ販売が始まりました。
期間限定だったので数日だけでしたが、なんかこう「そこでもお金取りに来るんだ……」的なものがありました。


モバマスというゲーム全体を見てみても、ゲームデザイン的にはやっぱり課金ありきなんですよね。
(まぁそういうゲームなので当然ですが)
たぶんですけど、通常のゲーム部分にはあんまり奥行き無いっぽいので、
毎月なにかしらのイベントでユーザーのモチベーション維持していくのかな、と予想しています。
そしてイベントで上位にいくには課金必須になるバランスに……
運営側からしたらアクティブユーザー数を見つつ「どのくらい課金させるのか」を考えて、
あれこれイベント仕掛けているはずで、これが高いレベルで安定しちゃうと辛いです。
個人的に想定している「これくらいなら課金していいかな」と思っているラインを超えられちゃうと、
そのうちついていけなくなるんだろうなぁ、という予感があります。

この手のゲームはライトノベルの天敵になるという話

ようやっとライトノベル系サイトらしい話題ですよ……!


とりあえず前提として、これ別にモバマスラノベに限った話じゃないところがスタート地点です。
ソーシャルゲーム全般」「読書全般」にも多く適用できるはず。
ケータイ、スマホで遊ぶソーシャルゲームについては主なプレイ環境が
通勤・通学などの移動時間と、生活の中でできた空き時間になるはずで、
そこって「読書」が充てられてた時間にもろかぶりしているんですよね……
実際のところ、自分もこの2週間ほど読書量が激減しています。
課金は我慢できても、「可処分時間をどう割り振るか」はコントロールしきれていないのがなんとも。


ライトノベルの話で言うと、一般的には中学〜大学くらいまでに読むようになって、
そこから離れたり戻ったりしつつ読んでいる人が多めだと思うのですが、
この「習慣が確定していない時期」にソーシャルゲームのほうが定着しちゃうと、
相対的にライトノベルのユーザー数は減っちゃうんじゃないかなぁ、というのがます1つ。


そして今回のモバマスのように「オタクがハマるソーシャルゲーム」が更に出てくると、
既にライトノベルを読む習慣が付いている層も切り崩すことになると思うんですよね。
もちろん、双方にあるもの、ないものがそれぞれ存在するので、あっという間に置き換わることはないでしょうが、
生活スタイルが少しだけ変わるなんてことはありえるかも、と考えます。
今のところモバマスや他のソーシャルゲームには文字数をあんまり使わない関係上なのか、
「ドラマチックな物語」というのは少ないっぽいので、
ここらへんは映像作品やノベルゲー含む文字媒体の作品がしばらく優勢なのかなぁ、と思う次第です。


あ、ここまで書いてベクターこいけん!があることを思い出した(汗
これモバゲーでプレイできるし、アニメにもなるんですよね。
こういうのも含め、今後どういうものが支持されていくのかは見守って行きたいと思います。

まとめ

ここまで色々書いてきたわけですが、とりあえずモバマス面白いよ!(ただし課金は程々に)というのが結論ということで。
ゲームのほうは数ヶ月経過するとまた状況変わってるかも知れませんが、
アイドルマスター」というコンテンツにとっては大きな転換点になったのは間違いなく、
今後も色々と新展開に期待です。
具体的には、据え置き機ゲームの新作を大幅に路線変更してくれないかなぁ、と。
いまの育成ゲーム部分はアイドルの増加に耐え切れないと思うので、
割と手軽にモバマスアイドル勢も含めてプロデュースできるようなゲームが出てくれると嬉しいかも。


それでは皆さん、よいモバマス生活を。

*1:レッスンに使ったカードは消えます