1クールだけど良作だったライトノベル原作アニメもあるよね
(画像は「ユリイカ2011年11月臨時増刊号 総特集=魔法少女まどか☆マギカ 魔法少女に花束を」収録の対談記事から)
某所より転載。
なんか言葉足らずだなぁ・・・と思ったらいずみのさんだった件。まぁいいや。
とりあえず焦点を「1クールもの深夜アニメ、ライトノベル原作」に絞ったとしても、
別にマリみてから7年間ずっとアレだったわけではなく、ハルヒ(1期)やバッカーノのような話数シャッフルで見せ方を工夫した作品もあったよなぁ、と。
「狼と香辛料」はじっくり2冊分を1クールかけましたが、むしろホロとロレンスの掛け合いがじっくり楽しめたので、
一部のアマーティファン以外はそれほど不満なかった記憶があります。
あ、同じ「丁寧な1クール」なら大正野球娘もいいなぁ。
あそびにいくヨ!も最終エピソードに見応えのある事件があって、丁度よい構成だった印象。
これゾンも1クールで割と謎の満足感があったんですが、あれはどこが良かったのか言語化しにくい・・・
奇をてらわずに原作1巻エピソードから順次映像化して、好評だったISもまどマギと同時期にあったわけで、
1クールという期間を使いこなし、視聴者を振り落とさないライトノベル原作アニメもあるよね、と思う次第。
原作あり作品は普通、毎週毎週すんごいヒキを用意するのは難しいので、
そのあたりには「アニメで毎週見せること」を念頭においた作品に優位な部分はあるのかも。
以下余談。
「ライトノベル原作」ってことは当然のように原作シリーズごとの盛り上がるポイントがあるわけで、
1クール13話でちょうど到達できるところ(2巻〜4巻?)に、
アニメシリーズとして見応えのある山場があるかどうか、
というのも一つの目安になるのかもしれません。
うまく山場があったり、どこで切ってもあまり不都合ない作品なら1クールでもやりようは多い気が。
順当に消化していくのか、どこかで圧縮して先へ進むのか、あるいは割りきって原作2巻くらいまでで抑えるのか、
たぶんこれって放送前に「シリーズ構成」の方を中心に延々議論されてるんだと思いますが、
決まった最適解とか万能な方程式のない、難しい問題のように感じます。
2クール使って一気に原作完結までやって成功した「とらドラ!」などもあるわけで、
この話は「作品による」という部分が極めて大きいなぁ、と改めて実感。
参考:ラノベのTVアニメ化
追記
いろいろ作品追記
画像の出典元を明記していませんでした。大変失礼いたしました。
また合わせて、いずみのさんから頂いたコメントも掲載しておきます。