最近のライトノベルレーベル別宣伝方法あれこれ
ちょっと前に書いた夏コミ原稿で宣伝方法について触れたのですが、
これもうちょっとしっかり紹介したいよなぁ、ということで徒然と。
なるべくユニークなものを、ということでだいぶ普及した公式Twitter・Webでの試読版公開などは今回省略してます。
「表紙カバーみたいなオビ」による宣伝@角川スニーカー文庫
たまにある「カバーイラスト一新」ではなく、あくまでオビ。
めくるともとの表紙が出てきます。
推測ですが、カバーかけかえほどコストをかけずに、新しいビジュアルで宣伝できたりするのかも。
実作業をするところ(印刷所?)がどう思っているかも少し気になります。
専用Appによる宣伝@MF文庫J
Webアンケートやメルマガ関連では非対応だったりする事が多いスマートフォンですが、
アニメ化に合わせてitunesでは下記2種類のAppが配布中。
http://itunes.apple.com/jp/app/id425128382?mt=8
http://itunes.apple.com/jp/app/id447329894?mt=8
試し読み、アドオンによる電子書籍購入などもできます。
1冊450円と書籍より安いのは「BOOK☆WALKER」も同じっぽい。
ラノベじゃないとこだと「まりあ†ほりっく」などもあり、
「販売業者 : MEDIA FACTORY,INC.」となっているので、
これはメディアファクトリーならではのものでしょう。
Android Marketのほうは今のところ、同様のAppが見当たらず。
まよチキアプリはAndroid版も出すってニュースを見かけた気もするんですが・・・
アニメDVD付き限定版@いろいろ
珍しい事例・・・だと思ってたらいろんなところがやるようになって、
割と一般化してきた感のある手法。
アニメ化とセットみたいなものなので、厳密には宣伝じゃないかも。
あ、よく考えたらムック本などにDVD付けるのは割と昔からありますね。
「アニメ1話付きゼロの使い魔限定版」などもあったなぁ、とか。
事例としてはコミック版の「紅」に「電波的な彼女」のアニメDVDが付属するなどして*1、
その後、「これはゾンビですか?」の最新刊でも実施されたのち、
現時点では夏アニメの「R-15」「ダンタリアン」「いつか天魔の黒ウサギ」の3作にて発売予定。
秋アニメの「僕は友達が少ない」も次の7巻で「特装版」が発売予定となっています。
これらに共通する特長として、Amazonなんかではかなり早期から注文受付しており、
通常の書籍よりはるかに早い段階で注文できるという点があります。
ライトノベルがAmazonへデータ登録されるのって全体的に遅め(早くて1ヶ月前)なので、
アフィリエイトとしてサイトに掲示しているところも多いですし、
2ヶ月〜3ヶ月前から書影ありでデータが登録されている事自体、
ある種の宣伝になっている・・・かも。