完結目前!「火の国、風の国物語12 傑士相求」感想
火の国、風の国物語12 傑士相求 (富士見ファンタジア文庫)
- 作者: 師走 トオル,光崎瑠衣
- 出版社/メーカー: 富士見書房
- 発売日: 2011/04/20
- メディア: 文庫
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富士見の王道騎士物語、完結目前の12巻。
どう考えても表紙は13巻と対になった構図ですね。
あとがきでも告知されていますが、火風のシーズ完結は夏から秋頃予定で
それまでに電撃文庫から「僕と彼女のゲーム戦争」というゲーム部活もの?も刊行されるとのこと。
ドラマガ掲載の未収録短編とかあるなら、もう1冊くらいは期待できたりするのかな・・・?
以下、念のためネタバレ格納。
基本的には前巻を受けて最終巻に繋ぐお話でした。
あっと驚くような展開ではなく、これまで積み上げてきたパズルのピースが組み合わさっていく気持よさがあります。
ちょっと気になるのはフィリップがやられ役っぽすぎること。
シリーズ読者なら「アレスとジェレイドが組んだら最強じゃね?」と思うはずで、
事実ほぼ最高の形でそれが実現しているため、あんまり心配がないというか・・・
・・・ふと思ったけど、パンドラ様がクラウディアの身体を乗っ取ってラスボス化、
とかあったら非常にドキドキしつつ燃える展開だったのでは。
実体ないのがパンドラ様のネックだなぁ・・・
実際には妖魔関連でもう一波乱あるっぽいので、そちらに期待。
あ、どっかで書いたかもしれませんが、私は某鳥の人の影響で「パンドラ様は内心アレスにデレデレ」説を信じています。
イメチェンした服の色はそれを表していると考えるとグッとくるものが・・・!
まぁ与太はともかく、割と長いこと付き合ってきたシリーズがまた一つ終わりを迎えつつあるわけで、やっぱり寂しいものもあります。
大団円のゴールはほぼ見えていますが、だからこそしっかりと最後まで付き合いたいと思います。