「それがるうるの支配魔術<イレギュラー>」感想
それがるうるの支配魔術Game1:ルールズ・ルール (角川スニーカー文庫)
- 作者: 土屋 つかさ,さくらねこ
- 出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)
- 発売日: 2011/03/31
- メディア: 文庫
- 購入: 1人 クリック: 83回
- この商品を含むブログ (37件) を見る
俺の前に突然現れた“世界災厄の魔女”こと不思議少女るうる。しかも俺のことを監視するから常に一緒にいるだと? 「その嫌そうな顔、3ptダウン」なんだそのポイント制は!? 新感覚魔術学園ストーリー開幕!
ボドゲ好きが一部で知られる土屋つかさ氏による新作。
あらすじがあんまり作品の面白さを伝えてないのでは、と思ったので感想書いてみます。
・・・って、いま見たらAmazonや公式サイトのあらすじは微妙だけど、
本の裏表紙に記載のやつはもっと分かりやすい感じでした・・・(汗
まずヒロインの「水那斗るうる」について。
「監視」とか「ポイント制」みたいなところからハルヒや戦場ヶ原さんみたいな傍若無人系のキャラかと思ってたのですが、
むしろ基本は感情表現少なめで、たまに見せる可愛さは小動物系のヒロインでした。
まぁ、表紙しっかり見てれば事前にわかりそうなもんですが。
次にストーリーについて。
・・・ぶっちゃけ、序盤はちょっと話が動くまでだるかったような・・・?
作品世界には「理操魔術」という《理》を書き換える魔術が存在することと、
主人公にちょっとした能力があることが分かってくると面白くなってきます。
そしてごく一部の方は期待してたかもですが、
今作にもしっかりアナログゲームが登場します。
明示されてたのはトランプを使う「オーヘル」というゲーム。
あんまり本筋に絡むとこではありませんが、この作者さんらしいなぁと思いました(笑
日本語のゲーム?で箱に「赤い夕日を背に馬車が歩いている絵」という描写も出てきましたが、
私にはピンと来ず。
話のメインに絡む「ルールズ・ルール」というゲームや
ヒロインの名前にもあるとおり、今度の作品は色んな意味での「ルール」に
テーマを設定している模様。
ラストでは今後が気になるような仕掛けも複数仕込まれており、
2巻も楽しみにしたいと思います。
余談
この作品、もうちょっとだけ「何も起こらない」と、
いわゆる「はがない」みたいな日常4コマ風作品になるのかなぁ、と思ったりも。
(ただ、その場合は魔術云々がちょい目立ち過ぎかもですが)
追記
カタンの開拓者たち / The Settlers of CATAN (※「日本語説明書」は付属していません)
- 作者: Klaus Teuber
- 出版社/メーカー: Mayfair Games
- 発売日: 2010/10
- メディア: おもちゃ&ホビー
- 購入: 6人 クリック: 2,324回
- この商品を含むブログ (16件) を見る
- 出版社/メーカー: ジーピー
- 発売日: 2011/04/25
- メディア: おもちゃ&ホビー
- 購入: 42人 クリック: 1,533回
- この商品を含むブログ (31件) を見る
と、いうことでカタンでした。