「おすすめ文庫王国2009年度版」掲載のメディアワークス文庫特集要点まとめ
- 作者: 有川浩,大矢正和
- 出版社/メーカー: アスキー・メディアワークス
- 発売日: 2009/12/16
- メディア: 文庫
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- 作者: 本の雑誌編集部
- 出版社/メーカー: 本の雑誌社
- 発売日: 2009/12/08
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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「本の雑誌」増刊の「おすすめ文庫王国2009年度版」で、本日創刊のメディアワークス文庫を取り上げているというので読んでみました。
以下、目にとまった個所をピックアップ。
あくまで要約なので、詳細気になる方は手にとって確かめることを推奨します。
- 「発表時には創刊することの他はなにも決まっていなかった」
- 「ここ数年、『電撃文庫大賞』の選考で電撃文庫のなかにおさまりきらない作品が目につくようになった」
- これまではコミック担当との交渉だったが、一般文庫担当が相手になる
- 角川文庫や文芸書の担当をしていた営業さんがプロジェクトに参加
- 「発売日は勝負できると判断して激戦区の25日にした」
- 「背の上の部分を青くしたので、1年もしたら書店さんの棚に青いラインができるはず」
- 「ライトノベル売り場でなく、一般文庫売り場に置いてください」と書店にお願い
- 書店からは「わざわざ売れないところに置けというのか」「こういう読者を育てていかないといけない」などの反応が
- 棚確保のために拡材に棚プレートを用意
- 「電撃文庫だと作品がキャラクターになっていたのでそれを拡財に利用していた」
- 「一般文庫だとレーベルにキャラクターがいるのでそういうものを考えた」
これまで色々と見聞きした範囲でも感じていましたが、本気で「脱ライトノベル」を行おうとしている、という印象が強まる特集でした。
うちのサイトで「ライトノベル」カテゴリで取り扱うのを考え直すレベル。
また関連記事として↓のようなものも。
メディアワークス文庫、12月16日に8点・55万部で創刊(新文化 - 出版業界紙 - ニュースフラッシュ関連ページ)
「図書館戦争」などの人気を反映してか、有川浩氏は20万部、他の7名は各5万部とのこと。
創刊時は初版部数も多めになる傾向のようですが、この数字はかなり凄いように思います。
しかしまぁ、レーベル創刊ってのは始まってから年単位で見ないと何とも言えない、というのはガガガ文庫の時に実感したので、
ひとまず今回も様子を見ていきたいと思います。
余談
創刊ラインナップ8冊のうち、即時購入は5冊。
余裕がなかったので新人さん2冊は様子見しましたごめんなさい・・・
評判を見てから再度検討する予定。