平和の温故知新@はてな

ライトノベル関連のニュース、感想、考察などを書いていました。管理人まさかの転職により2013/04/06を持って更新停止。……のはずが、たまに更新されることも。

平和の温故知新的「このライトノベルがすごいよ!2009 完結作品編」

一迅社文庫的「このライトノベルがすごいよ!2009」(-1-)|一迅社文庫編集部のブログ


思わず読みたくなってしまう紹介文(しかも他社作品)を読んで、
これは負けられない!と思ったので自分もやってみます。
期間はこのラノ準拠。完結作品のみ。
↑で紹介されてたエトランジェと、このラノで10位以内だった作品は除外。
「この作品が入ってない」系の指摘はスルーします。というか自分でオススメしましょう。
気が向いたら完結作品で第二弾とか、違う部門とかもやるかも。

学校の階段シリーズ

学校の階段 10 (ファミ通文庫)

学校の階段 10 (ファミ通文庫)

(あらすじはAmazon1巻から引用)
季節は春―高校生活を楽しく送れるラク~な部活に入るため見学に余念のない神庭幸宏は、ある日、校内を走り回る「階段部」なるものと出会う。学校非公認、邪魔もの扱いの部にムリヤリ体験入部させられた幸宏だったが、ひたむきに「階段走り」にかける部員たちの姿に自分の中に芽生えた欲求に気づく。「とにかく走りたい!」そして幸宏は駆け出す!ビバ青春の無駄足!真正面から「若さ」を描く第7回えんため大賞「優秀賞」受賞の学園グラフィティ。

本家このラノでは37位。全11巻完結(番外としてコラボ作品あり)
とにかく「高校生くらいのときに感じるなんかモヤモヤしたもの」と向き合って書かれた作品です。
その対話の手段が「学校の階段を使ったレース」というところで評価の分かれるところではありますが、
登場人物達の青春模様が素晴らしかったです。
文字通り完結まで「駆け抜けて」くれた作品でした。

鉄球姫エミリーシリーズ

(あらすじはAmazon1巻から引用)
王女ながらも、通常の鎧の三倍の装甲を誇り、輝鉄と呼ばれる鉱石により爆発的に身体能力を向上させる鎧、大甲冑を纏い、鉄球を振り回す少女エミリー。弟王との玉座を巡る争いを避けるために、辺境に身を置くエミリーだが、なおも陰謀の手は迫る。弟王派から放たれた黒い大甲冑に身を包んだ暗殺者、亡霊騎士。その突然の襲撃が屋敷を襲う。エミリーを護るために命さえも懸ける護衛騎士、装甲侍女たち。美しき王女を巡る死闘の行方は…!?第6回スーパーダッシュ小説新人賞大賞受賞の重装甲ファンタジー小説、堂々開幕。

全5巻完結。
1巻で戦闘描写のガチっぷりに驚愕し、3巻あたりからは軍団同士の激突も描かれてからは
もうほとんどノンストップの勢いで読みました。
主人公であるエミリーのヒーローでもあり、ヒロインでもある部分が素敵です。
今から読むなら一気に読めるんですよね。衝撃の3巻ラストで待つ必要が無いというのは羨ましい・・・
イラストもカラー・モノクロ問わずハイクオリティで、とても好きなシリーズでした。

BBBシリーズ

空には満月。その光を浴びて、疾風のように駆け抜ける赤い影。手には一振りの日本刀を携え、ビルからビルへ跳躍を繰り返す。ジローは疾走する。弟を取り戻すために。己の願いを叶えるために。―そして。敵を確認し、牙を閃かせて笑う。今の自分は、どんな相手でも滅ぼせると知っているから。特区。滅び去ったはずの吸血鬼が、人間と共存できる世界で唯一の場所。その特区で、吸血鬼・望月ジローとコタロウの兄弟と、人間・葛城ミミコが出会った時、運命は孵化へと進み始める。黒と赤に彩られた生と死、そしてそれを超越した吸血鬼の物語、ここに開幕!キミは闇の血族の伝説を目撃する。

このラノ本家では20位。全17巻完結。
改めて見ると巻数多いですね(汗
読んでいる間はもう完結なのかと思いましたが・・・
↑のあらすじだとバトルメインっぽいですが(まぁ確かにそういう部分多いですが)
本質は吸血鬼の望月ジローと人間の葛城ミミコがお互いを理解し、それを周囲に伝えていく物語なのだと思います。
コメディメインの短編や、「吸血鬼」の世界に触れる過去編なども合わさって、壮大な物語が楽しめます。