ガガガ文庫の看板シリーズになるか？「とある飛空士への恋歌」ネタバレあり感想

とある飛空士への恋歌 (ガガガ文庫)

都内では出回り始めたようなので改めて感想を・・・と、その前に1つ確認。
「とある飛空士への恋歌」は「とある飛空士への追憶」と内容に関係はありません。
世界観は一緒ですが、登場人物などは一新されているので、前作を読んでいなくとも問題ありません。
（まぁ前作の方が世界観説明多めかも、というのはありますが）
以下、念のため格納

で、前回の感想では伏せていましたが、今回は新シリーズで続きものでした！
これ1冊で終わりではなく、しばらく続きそうな感じですね。
自分は折り込みチラシのほうを先に読んで気づいてしまったので、あえて伏せてみました。
しかし他の感想を見てるとやはり「続くのか」という声が多かった印象です。
ナンバリングしてないし、前回が単発ものだっただけに、驚いた人は多いのかも。

んで内容。今回は「ロミオとジュリエット」だそうです。
まぁこれも折り込みチラシで（略）だったので、後半のシーンとか意外性ゼロでしたよ・・・
とはいえこのシリーズは見事なくらい「王道」路線なので、先の展開が多少わかっていても充分に楽しめるんですよね。
ラスト近くの自転車二人乗りの場面とか「タイタニックやんけー！」とか内心ツッコミつつも、盛り上がらざるを得ない。
テーマがテーマだけに先行きが不安ですが、そこら辺も含めて楽しみです。
ちなみに、キャラの好みとしてはいまのところクレアよりアリエル派。
そしてもう一つ、今回の舞台「イスラ」の設定については「・・・マクロス？いやホライズンの武蔵？」とか思ってしまいました。
こっちは主に空戦的な意味で今後の活躍が楽しみです。今回はちょっと空戦要素少なめだったので。

続きものということもあり、ガガガ文庫の看板作品になれそうな新シリーズ1巻なんじゃないか、という印象です。
変化球多めな印象のあるレーベルだったので、この作品がどう評価されるかという点にも興味があります。
ともあれ、また一つ続きが楽しみな作品が増えました。