前島氏の自決について思う
参考:見出しは酷いが中身は堅実だった「ダヴィンチ4月号ライトノベル特集」感想 その1 その2
特に直接リンクされているわけではないのですが、まぁこれってウチの記事のことも指しているよなぁ・・・と判断して反応してみます。
まず前提として、リンク先の引用文は改変ネタです。
参考:三島由紀夫演説文
ブクマコメントでも指摘されてましたが、三島由紀夫の演説ネタだと気づかないと意味が通りにくいかもしれません。
「ネタにマジレス〜」という指摘は勘弁してください(苦笑
ラノベサイトでダヴィンチのラノベ特集を2回に分けてレビュー書いたのなんて私くらいなので、反応しなきゃいけない気がしたのです。
論点その1「ダヴィンチのライトノベル特集のネーミングセンスについて」
これに関しては過去記事のエントリ名にもあるとおりです。
タイトルに関しては私自身あまり良いものではないと思っています。
ただ、ダヴィンチでは過去にも「ライトノベル読者はバカなのか?」というネーミングの特集を行っていたらしいですし、他分野から色眼鏡で見られるのは今に始まったことではありません。
事前に公開されていた予告の時点で各企画ページの内容がまともだったのも悪印象を受けなかった理由ですね。
最後の特集に「ラノベレーベル編集長が考える今後の戦略 ライトノベルは終わらない」という表現もあったため、それほど気にはなりませんでした。
あ、ついでに言っておくと「コピーを考えた人=中の記事を書いた人とは限らない」と思っています。
論点その2「微温的な態度をとり続ける、ラノベサイト界隈について」
ウチのサイトの論調がヌルいのは、まぁそういう傾向なのでなんとも。名は体を表わす、ということで。
とりあえず方針を変える予定はなく、このままヌルいままだと思います。
ちょっと不思議だったのは「界隈」という単語について。
そもそもこのネタを取り上げているサイトってウチ含め本当に少ししかないので、やや違和感を感じました。
私のような安い魚はともかく、多くのラノベ読みやラノベサイト管理人はわざわざダヴィンチを読まないんじゃないでしょうか。
オフ会などで同じ「ラノベ読み」でも好みや考え方の違う方にお会いする機会があったので、一緒くたにされるとなにか違うように思ってしまいます。
論点その3「大森氏とSFファンとラノベファンについて」
すみません、ここよくわかりません!
・・・えーと、大森氏を拝見したことは何度かありますが、特に搾取されているという自覚は無いのですが。
読書量とか読書傾向とかに圧倒的な差があるので考え方などは違いますが、それは氏に反発する理由になりませんし。
むしろ色々とライトノベル関係の仕事もされていて、凄い方だと思います。
SFファンの集まりにも少しだけお邪魔したことがありますが、そちらでも特に不快な思いをしたことはなく、
むしろ自分の読書範囲の狭さを実感することしきりでした。
まとめ
前島由紀夫氏(前島賢+三島由紀夫)の主張って要は「立てよライトノベルサイトよ!」ということだという認識なんですが、
なぜそんなに憤っているのかがわかりにくく感じました。
今回の記事に反応してるサイトもそれほど無いので、やはり大部分のラノベ読みは
・ライトノベルについて外部から何か言われるのに慣れていてスルーしている
・そもそも外部で言及されているのに気づかない
のどちらかなのではないかと思います。
最後に、1点だけとても気になった点があります。
先日行われたライトノベル・ファン・セミナーに、文学者、評論家、東浩紀の劣化コピーとして有名な前島有希夫氏が乱入、実行委員長を人質にとって演説を行った後、自決した事件は、多くのラノベ文化人に衝撃を与えた。
元ネタは三島由紀夫のたてこもり+SFセミナーあたりかなぁ・・・と想像はつくのですが、
ライトノベル・フェスティバルの開催も近い時期にこのネタはとても不愉快でした。
気にしすぎかとは思いますが、かなりお世話になっているイベントに似たネタを使われて良い気分にはなりませんでした。
一個人の感想なので撤回すべき、などとは思いませんがそう思う人もいるよ、ということで。
追記
一部の誤字を修正しました。
それにしても、この記事更新した直後に巡回先で「ダヴィンチ買ったよ」報告があがったのがなんとも・・・(苦笑