平和の温故知新@はてな

ライトノベル関連のニュース、感想、考察などを書いていました。管理人まさかの転職により2013/04/06を持って更新停止。……のはずが、たまに更新されることも。

台湾角川が「このライトノベルがすごい!」を使った宣伝をしていた

『2008這本輕小真�害!』
はてなブックマーク及びkabityuの日記経由)


最初に見たときは台湾でも「このライトノベルがすごい!2008」をやったのかと思いましたが、
よくよく見ると角川の台湾現地法人が日本の「このラノ」を紹介したページのようです。
「30作品のうちおよそ3分の2が台湾角川の作品です!」と言っているみたい。
実はここでいう「3分の2」という割合、国内よりちょっと下がっています。
国内だと角川グループの一員であるファミ通文庫の作品が、台湾だと違う版元からも出ているようなのです。
(この辺はウィキペディアの「ライトノベル」の項目に記述が多いです)
また、電撃文庫などの作品でも台湾角川からの出版予定が無いと思われる作品もあり、該当数が減ってしまいます。
なので

国内:30作品中24作品が角川グループより出版
台湾:30作品中18作品が台湾角川より出版

となります。
国内だと「8割が角川作品!」と言えたのに・・・と考えるとちょっと面白いですね。
リンク先では表紙も掲載されていて、いくつかは日本版の表紙が混ざってますが、向こうで使っている表紙画像を数多く見ることができます。
国内とは発売ペースも異なるので、電撃の既存シリーズが「○○月発売予定!」になっていたりも。
ちなみに国内の角川書店ではこういうサイトを作ってはいません。幾つか文庫オビの交換や雑誌特集をやったくらい?
もし角川グループのライトノベル総合サイトとかができるのなら、こういう宣伝方法もありなのかもしれませんね。
(そういや「ライトノベルアワード」は今年もやるのかな・・・?)
ともあれ、海外でのライトノベル事情を垣間見ることができて、興味深かったです。




余談
野暮を承知で言うんですが・・・
宝島社には筋通してるんですよね!
表紙関係の権利も国内よりややこしくなってる気がしますけどきっとうまく処理してるんですよね!!