2巻も安定「人類は衰退しました2」感想
- 作者: 田中ロミオ,山崎透
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2007/12/19
- メディア: 文庫
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ガガガ文庫創刊ラインナップだった作品の2巻。
1巻は創刊二日目で重版決定になったりもしました。
2007年上半期ラノサイ杯の新作部門でも1位だったりします。ちなみにこのラノだと17位。
いやはや、心配はしていなかったんですが期待以上に安定して面白かったです。
要するに「妖精さん」に「わたし」が振り回される話なのですが、
2巻で更に磨きがかかったと思います。
大きく二つのエピソードがあって、どちらの仕掛も非常に興味深いものでした。
ちょっとだけ書いてしまうと「ループもの」とか好きな人は読むといいんじゃないかと。
正直なところ、ガガガ文庫で迷いなく購入確定するのはこの作品だけなので、続巻にも大いに期待したいところです。
(検討の結果購入する作品は他にもあります。この作品のみ検討の必要性が無い、というだけ)
しかしながらこの方が関わってるゲームは久しくやってないですね・・・
小説とゲーム、どちらでも楽しめるので無理のない範囲で今後も活動して頂きたいところです。
余談
二つ目のエピソードは封仙娘娘追宝録短編のあるエピソードを強く連想しました。
こういう作品も個人的にはSFに脳内分類されるんですが、そんなに的外れではない・・・よね?