平和の温故知新@はてな

ライトノベル関連のニュース、感想、考察などを書いていました。管理人まさかの転職により2013/04/06を持って更新停止。……のはずが、たまに更新されることも。

「まんたんブロード」レビュー10月

ちょっと入手が遅れましたが・・今月分の更新です。

書評

asin:4047139696:title」(評:榎本秋/書評家)
→未読
福井作品はまんたん率高いかも。今だと書店でも書籍棚、コミック棚の両方で見かけますね。
良くいく書店では講談社BOX版「月に繭 地には果実」と並べてあったりも。
かなりのガンダム好きなのは有名なので、きっとガンダム愛に溢れた作品になっているのだろうなぁ、と思いつつ手を出せていません(汗


asin:4163246908:title」(評:前田久/ライター)
→既読
「本格風」という見出しがついていることに苦笑。
結局この作品って「ミステリ読み」の方よりライトな読者(たぶん米澤氏の主要読者層)向けという認識でいいんでしょうか。
書評の内容もあまりミステリ慣れしてない人にもオススメ、的な論調でした。
ところで、「11人のサト」書籍化マダー?


asin:4086303752:title」(評:星野武義/「まんが王」ウェブショップマネージャー)
→既読
だからまんが王の人たちは毎度キワモノにいきますか(笑
じわじわと評判を聞く機会も増えたSD文庫の新人さん。気になる方はこっちの書評も参考のこと。
や、私も読んだあとはあまりの衝撃にサイトで言及してましたし、完成度は高いと思います。ただし表紙に騙されてヌルい展開は期待しないこと、という但し書きがいりそうな逸品です。


順当に3の2でした。福井作品・・・うーむ、1冊読んでみるとしたら何がいいんだろう。講談社BOXのターンAノベライズは論外としても、色々あって迷います。
先月ここに書いた予想は見事に外れましたとさ・・・
来月こそ、MF文庫Jの新人あたりが来るかも?
以下、恒例の書泉ブックタワーのデータ。

07年9月13日〜10月12日まで
1.マリア様がみてる 薔薇の花かんむり
2.まぶらほ じょなんの巻・に
3.我が家のお稲荷さま。
4.量産型はダテじゃない!
5.レンタルマギカ 妖都の魔法使い

意外。富士見の新人さんが月刊ランキングにのるところとか、キノよりお稲荷さまが上にきてるところとか。
つーか、マリみてを抜かすと角川勢しかいませんね・・・

小説「マルジナリアの妙薬」(作:新城カズマ 画:箸井地図

第七話「東都奇譚介錯御無用<とかいのふしぎよみかたはすきずき>」


とりあえず、序盤に登場する「原稿用紙三千枚の大長編を書き上げた」作家さんとは新城カズマ氏自身だと妄想(笑
しかしまぁ今回のエピソードはサブタイトル通りです。人称や文体がコロコロ変わって大混乱。最後まで読み終えると狐につままれたような感じを味わえます。たぶんまた、作者の思うツボにハマったみたいです。

リエーター&アーティストインタビュー

ストジャのアニメ化にも絡んで、榊一郎氏のインタビューが掲載。
聞き手がまんたん編集部ではなく、書評も行っている榎本海月氏ですね。
内容はほとんど榊氏の独壇場。アニメへの関わり方や、自分の立ち位置へのこだわりなどを披露しています。
「キャラの!」で小説講座をやってる関係で、業界全体についてのコメントや新人へのメッセージも。
「物書きの業に呪われたような人は、来る以上はつぶれない力をつけておいでね」という言葉は作家志望のひとのためでもあり、業界のことも考えての発言なのだと感じました。

まとめ

10月はまんたんウェブのリニューアルなどもありましたが、ブロードのほうには大きな影響は無さそうですね。今回は特に榊氏のインタビューに驚かされました。
来月はエンタまつり、電撃15年祭あたりの記事が取り上げられてるといいなぁ。