対談記事が充実「とある魔術の禁書目録ノ全テ」雑感
- 作者: 電撃文庫編集部
- 出版社/メーカー: メディアワークス
- 発売日: 2007/09/01
- メディア: 単行本
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冷や汗が出るくらい、とある同人誌とコンセプトが一緒な解説本。特に何か言われた訳ではないものの、宣伝しなきゃいけない気分なので。
基本的な構成は「キャラ紹介・既刊あらすじ紹介・用語集」と無難なつくり。キャラ紹介にほぼ全員分の立ち絵があるのって、実は凄いことのはず。
特筆ポイントとしては対談の充実っぷりが挙げられます。作者×絵師の対談だけでなく、二つある漫画を担当している漫画家さんたち×作者という対談も収録されていて、関係者それぞれの意図しているところが語られている。漫画化された経緯なんかも判明します。
またカバー裏にはキャラ相関図・・・ではなく「相関リスト」を収録。例えば「白井黒子というキャラの初登場時の対上条観」というのがリスト化されているので、二次創作なんかにも活用できそうです。
コラムなんかを見る限り、かなり担当編集さんも気合を入れて作りこんでいるのが見受けられます。さすがにシリーズ読者じゃないとオススメしにくいですが、「ファンなら買い」で間違いないつくりになっているかと思います。
以下、判る人向けのネタ
・キャラ紹介はやっぱり似たようなページ割に(笑
・ストーリーガイドは量、質ともに完全に負けてます
・相関リストに「所属(大)」と「所属(小)」が分けてあって感心する。そうか、こういう手があったか。