やくろあんてなから電波を受信しましたので。
英文版灼眼のシャナレビュー(コミック版)
コミック版に英文版灼眼のシャナ(小説版)も発売されているという記述があったとのこと。
なんと、このマンガ版が発売された4月16日に原作版小説も英訳されて同時に発売されたみたいです。
ということは・・・遂に、ラノベ米国進出。(マジで・・・)
すみません。これたぶん間違いです。アメリカだと既に複数の企業がライトノベルを出してたはずです。
確認できる最初のものだと、2004年にSlayers Text, Vol. 1: The Ruby Eyeが発売されていますね。スレイヤーズの英文版で、続刊も出ているっぽい。表紙も富士見の白枠より目立つような。
ざっくりと確認したところ、現在はTokyopop社とSeven Seas社の2社がライトノベルを刊行しているようです。
「TOKYOPOP Novels」(角川スニーカー文庫・富士見ファンタジア文庫・富士見ミステリー文庫・電撃文庫・ハヤカワ文庫JA)2004年刊行開始・2006年活動本格化?
- Seven Seas社
「lightnovel 」(電撃文庫・MF文庫J)2007年4月刊行開始
んで、今回のきっかけになったシャナの米国版ですが、これはVIZ Mediaという企業がどうも単発の企画でコミックと小説を輸入した模様。ここはジャンプ系の作品が中心で、小説の刊行実績もあまり無いようです。
むしろ、この春から前述の二社による競合が開始されたことがニュースとしては意味を持つと思います。
市場にレーベルが一つだったところへ更に新規参入があったということは、米国でも今後より一層ライトノベルが活性化していくのかもしれませんね。
参考:米大手マンガ出版社トーキョーポップ、ライトノベルに進出。
参考:海外版ライトノベル「PopFiction」は表紙がアニメ絵じゃない?
参考:Wikipedia「ライトノベル」以下の「日本国外の動向」
余談
ちなみにアジア方面向けの海外ライトノベル出版事業は欧米より盛んのようですね。「台湾国際角川書店」という現地法人もあるようです。
この辺りの話題、丁寧に追いかけると一つの記事に出来そうな予感。