ブック批評:「フェイト/ゼロ」 明かされなかった悲劇 人気ゲームの外伝をラノベで
ポイントはまんたん書評開始以来初の自主流通小説についての書評であること
書評の文中でも入手方法についてフォローがされています。都市部ならともかく、地方では事実上通販しか入手方法の無いものを紹介したことにちょっと驚きました。
でもまぁ考えてみると、今時のオタクで「Fate」という名前すら聞いたことが無いという人はアニメや漫画・PS2版のゲームによりだいぶ減ったはず。「あのFateの外伝小説」というだけで一応の説明にはなる状況なので、流通形態に拘らず話題のものを紹介するまんたんの方針を褒めるべきかも知れないですね。
あ、でも
どうか、公式サイトでの通販などを利用して、今、最も熱いライトノベルに触れてほしい。
というくだりはなんというか・・・
記事見出しもそうなんですが、無理して「ラノベ」って使わなくても・・・という気はしないでもなかったり。
当然といえば当然なのですが、Fate/Zeroの感想・書評はほとんどwebに集中しているので
「まんたんブロード入りして紙媒体へ進出」
「もしかすると新世紀エンタメ白書 2007 (毎日ムック)みたいな形で収録されるかも」
などなど、今後の展開が期待できる「まんたんウェブ」という媒体に書評が掲載されるのは意味があることなんじゃないかと思います。
余談
書評著者の前島賢氏は「限界小説書評」の人でもありますね。氏のデモンベイン評論は結構好きなので興味がある方にはオススメ。
・・・あれ?むしろ限界小説書評でFate/Zeroを取り上げる方が自然な気が・・・