平和の温故知新@はてな

ライトノベル関連のニュース、感想、考察などを書いていました。管理人まさかの転職により2013/04/06を持って更新停止。……のはずが、たまに更新されることも。

雑誌「創」のライトノベル記事と市場規模とかシェアの話

創 (つくる) 2007年 06月号 [雑誌]

創 (つくる) 2007年 06月号 [雑誌]


webでちらっとライトノベル記事がある、と見かけたので立ち読みしてみたら初出のデータらしきものもあったので購入。
書いているのは「ラノベはロックだ」の方ですね。


以下、要点と雑感

ガガガ文庫のコンセプトは「文字で読むまんが」らしい
・↑については漫画のノベライズだから、とか
「このジャンルは市場300億円くらい」
・「80%を角川グループがシェア」
・ガガガ、ルルルの漫画ノベライズは外伝やサイドストーリーがメイン
・ガガガ、ルルルの著者や絵師は「なるべく違ったジャンルから」
(うん、確かにラインナップに統一感無いよね・・・)
・「新興宗教オモイデ教によって30代〜40代の男性読者にも訴求できるかもしれない」
・「ライトノベルというのは文字ではあるが、絵の力で読者が増える」(意訳)

全体にコミック側からライトノベル業界を覗く感じでした。題材にガガガ&ルルルってのも丁度良かったような。
ただ、小学館のやり方は「漫画のノウハウでラノベ畑を開拓」なので、ラノベ畑にどっぷりの身からするとなんともいえない不安感があります。前から感じていたことではあるけど今回の記事内インタビューでも同じような印象を受けました。
(そりゃ角川グループは連合して迎え撃ちますわな)
気になったのはライトノベル業界が300億円市場という記述。この数字ってどの程度正しいんだろう・・・?
ちなみに軽く検索してみると「300億円市場をリストアップしてみた」という過去記事を発見。また角川の市場シェアについてはライトノベルの市場シェアにて70%という数字が出てます。
(一応断っておくとそれぞれ細かい算出方法が謎なので、どっちのデータも話半分が丁度いいかも)


ガガガ&ルルルの参入まであと2週間ほどとなりましたが、今年のライトノベル業界はどうなるんでしょうね。